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 ◇セ・リーグ 広島2―3(2024年9月22日 バンテリンD)

 広島が中日との接戦に敗れ再び4位に転落した。デーゲームで4位のDeNAがヤクルト戦(横浜)に6―3で勝利。負けられない一戦に先発した森下暢仁投手(28)は6回93球を投げ6安打2失点と力投も、打線が援護できなかった。

 初回に相手先発右腕・涌井から小園が先制打を放ち、幸先の良いスタートを切ったかに見えたが、2回に森下が四球も絡み同点に追いつかれると、同点の5回に投手の涌井に1死から左中間への二塁打を打たれ、村松に勝ち越し適時打を許した。

 6回には矢野が驚異の粘りを見せ、17本のファウルを放つなど2球で追い込まれながらも22球を投げさせた末に四球を選んだ。矢野が1打席最多球数のプロ野球記録を3球も更新する気迫で出塁したが、得点に結びつけることができなかった。

 5、6、7回と無安打に終わり、初回の1点以降、スコアボードにゼロを並べた広島打線。最後まで2点目が遠く、連勝はならなかった。この敗戦で今月15敗目(4勝)。残り10戦で再び4位に転落した。

 森下はこれで自身登板5連敗。8月20日の巨人戦(東京D)で10勝目を挙げてから1カ月以上勝ち星から遠ざかっている。