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 将棋の第45回日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)は21日、札幌市の札幌コンベンションセンターで2回戦を行い、2連覇中の藤井聡太JT杯覇者(22)=王将含む7冠=が佐々木大地七段(29)を129手で下した。

 先手を得た藤井は得意の角換わりに誘導。

 昨夏の棋聖戦と王位戦でタイトル戦での対戦経験がある佐々木に、難解な中盤戦で攻防の好手となる角打ちを浴び、「自信のない展開になった」と言いながらも、終盤は攻め合いを制し「粘り強く指すことができた」と振り返った。

 自身の初戦を突破した藤井は、次局の準決勝(11月2日=愛知県常滑市)で広瀬章人九段(37)と対戦する。