K−POP、レアル・マドリードに謝罪と賠償を要求…サンティアゴ・ベルナベウでのコンサート中止決定を受けて

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 スペインメディアの『スポルト』は20日、K−POPがレアル・マドリードに謝罪と賠償を要求していると報じた。

 レアル・マドリードの本拠地「サンティアゴ・ベルナベウ」はコンサート会場としても使用され、アメリカの人気歌手テイラー・スウィフトさんなどがライブを行ってきた。しかし、近隣住民から騒音などに対する苦情が相次いだ結果、クラブは同スタジアムで予定されていたコンサートを中止すると発表した。
 
 その流れを受け、10月12日に「サンティアゴ・ベルナベウ」で開催が予定されていた世界最大級のK−POPイベント『ミュージックバンク』も中止となることが19日に正式決定した。
 
 すると『ミュージックバンク』の運営団体は、レアル・マドリードに対し公式声明で「謝罪と賠償を求める」と抗議し、同イベントのプロデューサーは本件を「非常に衝撃的で理解不能」と説明。

 そして『ミュージックバンク』運営団体は「このイベントの中止に深く失望している数多くのK−POPファン、そしてスペインのファンとの再会の約束を果たすために、他の予定を断念したK−POPアーティストたちに、レアル・マドリードからの公式の説明と謝罪を要求する」とし、レアル・マドリードがK−POPファンとアーティストが被った損失について、倫理的および経済的責任を全面的に負うことを要求した。

 更に、SNSではレアル・マドリードに対する批判が集まり、世界最大のオンライン署名サイトではコンサート開催の許可を求める署名が数多く集まっているという。

 なお、『ミュージックバンク』運営は、同イベントが10月12日に行われるよう再調整を試みているが、実現は難しいと説明されている。