[9.21 ラ・リーガ第6節 バジャドリー 0-0 ソシエダ]

 ソシエダは21日、ラ・リーガ第6節で昇格組のバジャドリーと対戦し、0-0で引き分けた。MF久保建英は今節から採用された4-3-1-2のトップ下で起用され、2試合ぶりの先発出場。チームは7試合を消化して1勝2分4敗で下位に沈んでいる。

 久保は前半10分、ペナルティエリア内左でボールを受けるとファーサイドにグラウンダーのクロスを供給。FWオーリ・オスカールソンが体を捻りながらシュートを打ったが相手のブロックに遭い、こぼれ球に反応したDFジョン・アランブルのシュートはGKカール・ハインにセーブされた。ただGKのキャッチ後、久保が突破した際に腕でボールをコントロールしたとして笛が鳴った。

 前半28分にも久保が決定機を演出する。相手CKのこぼれを拾ってタッチライン際からスルーパスを出す。これでFWシェラルド・ベッカーが完全に抜け出してGKと1対1になったが、右足でシュートを打つために少し時間をかけると全速力で戻ってきたMFセリム・アマラーのブロックに阻まれてチャンスを逃した。

 スコアレスで折り返した後半13分には久保が右サイドを突破しようとしたところ、DFルーカス・ローザからファウルを受ける。ローザにはイエローカードが提示された。

 ソシエダは後半16分にMFミケル・オヤルサバルを投入し、先制点を目指す。同20分には久保がPA内左で縦に仕掛けてGKを引きつけ、クロスを送る。これがGKに当たってこぼれたボールをMFマルティン・スビメンディが拾うも、相手守備陣のブロックに阻まれた。続く同21分にはCKの流れからオヤルサバルがゴールネットを揺らすも、左足が出ていたためオフサイド。なかなかゴールを奪えない。

 イマノル・アルグアシル監督は後半36分に久保を退げてFWウマル・サディクを投入。しかし4試合連続ノーゴールとなり、0-0でタイムアップを迎えた。