黒岳5合目から頂上をながめると雲の合間から白くなった山肌が見えた=21日午前6時ごろ、北海道上川町、りんゆう観光提供

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 北海道の大雪山系黒岳(1984メートル)で20日深夜、初雪が降った。

 21日朝には山頂付近がうっすらと白くなっているのが確認された。大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイを運行するりんゆう観光によると、昨年、初雪が確認されたのは10月3日。今年は少し早めだという。

黒岳7合目のベンチの上に残った雪=21日午前6時ごろ、北海道上川町、りんゆう観光提供

 同社によると、黒岳石室(いしむろ)の避難小屋(1890メートル)付近で、20日午後11時20分ごろに雪がちらついているのを管理人が確認。21日午前6時の気温は零下2度で、お昼ごろには、岩陰を除いてほとんど解けてしまったという。登山者に向けて「山頂付近の岩陰では凍っている場所もあり滑りやすくなっている」と注意を呼びかけている。(松田昌也)