シティが全ての大会から追放の可能性も? 長期間にわたる財務規則違反疑惑、審問の結果次第で大惨事に

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財務規則への重大な違反の容疑をかけられているマンチェスター・シティ。プレミアリーグの審問がついにスタートした中、違反が認められた場合には全ての大会から追放される可能性があるようだ。イギリス『テレグラフ』が伝えた。

シティは、2009年から2018年にかけて、プレミアリーグの財務規則に違反した疑いがあり、その数は115件〜130件と言われている。プレミアリーグは4年間の調査を経て、2023年2月に起訴。独立委員会に付託された中、17日から審問がスタートした。

違反した件数が大量にあることから、すぐには終わらないとされる審問。シティは容疑を完全に否定している中、どういった結末が待っているかは注目の的。2025年初めには結果が出るとされている。

現時点では疑惑でしかないが、仮に違反が認められた場合はプレミアリーグからの追放や大きな勝ち点のマイナス、または下部リーグへの降格などが懲罰として待っているとされている。

ただ、『テレグラフ』によれば、プレミアリーグ以外からも追放の可能性があると報じている。

「世紀の裁判」とも言われる大スキャンダルだが、プレミアリーグからの処分だけでは十分ではないという見方が強まっている。

プレミアリーグだけではなく、FAカップやEFLカップからも追い出される可能性。FAカップの規則には「参加しているリーグから除外された場合は、プロフェッショナル・ゲーム・ボード(PGB)はクラブを大会から除外することができる」と記されている。また、EFLカップの規則では「EFLのリーグメンバーとプレミアリーグのメンバー」と記されており、追放の条件を満たす可能性が高い。

また、チャンピオンズリーグ(CL)に関しても、UEFAクラブライセンスが必要な状況となり、プレミアリーグから追放された場合は要件を満たさない可能性が。また、来夏行われるFIFAクラブ・ワールドカップの規則はまだ公表されていないが、抵触する可能性があると考えられている。

プレミアリーグ5連覇という偉業にチャレンジしている今シーズン。開幕4連勝と好調を維持しているが、違反と認められるのかどうかは、大きな影響を与えることになりそうだ。

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