中国シャオミが米アップルを抑えて世界のスマホ販売2位、韓国サムスンを脅かす―韓国メディア

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2024年9月20日、韓国・SBS Bizは「中国のシャオミ(小米科技)が8月の世界のスマートフォン販売台数ランキングで米アップルを抑えて2位を記録した」と伝えた。

記事によると、シャオミは8月の世界スマートフォン市場で12.5%(販売台数基準)のシェアを占め、アップル(12%)を抑えて韓国のサムスン電子(17.5%)に次いで2位となった。シャオミがスマートフォン販売台数で2位を記録するのは21年8月以降3年ぶりのこと。

記事は「シャオミが攻撃的に勢力を拡大した上に、アップルのシーズンオフ期が重なって順位が逆転した」としつつも、「時期的要因を考慮してもシャオミの勢いは際立っている」と指摘した。昨年1月に9%台だったシャオミのシェアは着実に右肩上がりに伸びている。

シャオミは22年に世界のスマートフォン市場が歴史的低迷に直面した後に販売戦略と商品ラインナップを全面的に見直したことが功を奏したと評価されている。

シャオミのシェアが上昇したのはインド、南米、東南アジア市場で低・中価格スマートフォンの販売が好調だったためと分析されている。今年4〜6月期の低価格型スマートフォン(150ドル=約2万1500円未満)の世界販売台数は前年同期より10%成長して市場全体の37%を占めた。シャオミは4〜6月期の低価格スマートフォンモデルの販売台数ランキングで1位、4位、5位に名を連ねた。

また、折りたたみスマートフォン市場では、自国の旺盛な需要に後押しされた中国のファーウェイ(華為技術)がサムスンを脅かしている。ファーウェイは4〜6月期の世界の折りたたみスマートフォン市場で27.5%のシェアを記録し、サムスン(16.4%)を抑えて1位となった。

これに韓国のネットユーザーからは「韓国の技術を盗んで発展したのに…」「シャオミは韓国にスマホロイヤリティーを支払うべきでは?」「シャオミのスマホは思ったより良い。サムスンはしっかり戦略を練らないと」「革新がなければコスパに負けるのは時間の問題」「中国のスマホは韓国で売れないだけで、インドや東南アジアでは売れている。内需だけではない。サムスンは気を引き締めて」などの声が上がった。

そのほか、「中国の人口や愛国マーケティング考えると、ビジネスのうまさはサムスンがずば抜けている」「営業利益や売上高を比べるべきだよ」と指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)