そこで気になったのはこれまでディスクメディアを利用していた人はどうするのか？　ストラーダの開発担当者によると、「従来型モデルも継続して販売しますので、ディスクメディアを活用したいという方は、そちらを選択していただければと思います」とのこと。10V型大画面モデルなら、有機ELディスプレイやDYNABIGスイングディスプレイ、高性能CPU搭載のプラットフォームなどは最新型と変わりなく、地図の無料更新によってナビのルート探索、ルート案内なども最新モデルとほぼ同じ鮮度を保てる。（オンライン検索はできず、地図の無料更新期間は短くなる）

ともあれストラーダの最新モデルは、クルマ時間をより楽しむためのデバイスとして時勢に乗り、より便利に使えるカーナビへと進化したのだ。

2024年モデルのポイントは「Ｃ」

最新の2024年モデルの大画面モデルの型番は、10V型有機EL／HDディスプレイ搭載モデルがCN-F1X10C1Dで、9V型液晶／HDディスプレイ搭載モデルがCN-F1D9C1Dである。

いずれも末尾3ケタが「C1D」であることが最新モデルの証だが、前述のConnect、Contents、Convenient、Comfortからなる”つながる新たな価値”の頭文字Ｃを採ったそうだ。

ちなみに、従来の2022-2023年モデルは、10V型有機ELディスプレイのブルーレイ再生機能搭載モデルがCN-F1X10BGDで、同DVD再生機能搭載モデルがCN-F1X10GD、9V型HDディスプレイ（DVD再生機能搭載）モデルがCN-F1D9GDであった。

さらに2021年モデルでは、高速CPUやプラットフォーム刷新に加え、HD画質の高精細地図「HD美次元マップ」を採用したモデルとして、10V型のブルーレイ再生機能搭載モデルの型番末尾3ケタがBHD、10V型および9V型のDVD再生機能搭載モデルの型番末尾はHDだった。

ストラーダのフラッグシップＦシリーズの系譜を受け継ぐフローティングディスプレイモデル第一弾は2016年に登場。そのときの型番はCN-F1D。当時は9V型ディスプレイを採用していた。

Ｃに1D、パナソニック ストラーダは新たなフェーズに突入したともいえるのだ。

［パナソニック ストラーダ 大画面フローティングモデル概要］

F1X PREMIUM10
CN-F1X10C1D
価格：オープン（編集部調べ想定価格：25万円前後）
 
・10型有機EL・HD
・静電式タッチパネル
・DYNABIGスイングディスプレイ・2DINサイズ
・3年間無料地図更新

CN-F1D9C1D
価格：オープン（編集部調べ想定価格：16万円前後）

・9型液晶・HD
・静電式タッチパネル
・DYNABIGスイングディスプレイ・2DINサイズ
・3年間無料地図更新

〈文＝ドライバーWeb編集部・兒嶋　写真＝山内潤也〉
■問い合わせ先
パナソニック オートモーティブシステムズ
TEL：0120-50-8729
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