TVerの月間再生数が初めて4.9億回超に。テレビ利用も36%
民放公式テレビ配信サービスのTVerは、利用動向をまとめた「数字で見るTVer」を公開。月間動画再生数が2024年8月に初めて4.9億回を突破し、月間ユーザー数も4,100万ユニークブラウザ(MUB)となり、最高記録を更新した。
地域別の利用人数の割合は、日本の人口動態に近い形で分布。年代別の利用者も、15~19才が9%、20~34才が27%、35~49才が34%、50~64才が30%とバランスよく構成されており、居住地や年齢に関わらず幅広く利用されているという。
利用デバイスごとの動画再生数の割合は、スマートフォンが54%と最も高く、コネクテッドTVも36%となった。特にバラエティやスポーツコンテンツにおいて、コネクテッドTVでの動画再生数割合が高い傾向にあり、「大画面や複数人で楽しみたいときにコネクテッドTVをご利用いただいている様子がうかがえる」としている。
時間帯別の動画再生数割合については、夜の時間帯(19時~23時)が38%と最も高く、次いで昼の時間帯(11時~15時)が22%となった。移動中や昼休み、就寝までの時間など、隙間時間での利用傾向が見受けられる、と分析する。
TVerでは、2023年9月から全国のローカル局やBS(衛星放送)局が直接TVerにコンテンツを配信できる取り組みを開始。その結果、東京や大阪以外の放送局のコンテンツ配信が増加してきている。
現在では、全国100局以上の放送局がTVerで番組を配信しており、テレビ埼玉「いろはに千鳥」やTSKさんいん中央テレビ「かまいたちの掟」などのローカル番組が、地上波放送のない地域の利用者からも多く視聴されているという。