澤村拓一(C)日刊ゲンダイ

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 ロッテの澤村拓一といえば、150キロ超のストレートと落差の大きいフォークが武器。球威ある速球がコーナーにビシビシ決まれば、打者はお手上げだ。

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 ただし、コントロールに難があり、ストライクがなかなか入らない。何しろ32回に登板して20与四死球。自らの四球で塁を賑わせては、打たれたり抑えたり周囲をヒヤヒヤさせることから「澤村劇場」などと揶揄される。昨13日の西武戦はまさに、そんな様相だった。

 4‐4と同点の七回に3番手で登板。この回の先頭打者を空振り三振に仕留めるも、続く打者に死球。2死後、2者連続四球で満塁にし、外崎に勝ち越しの中前2点適時打。なおも一、三塁から岸に左翼へ適時打を打たれ、この回計3失点。味方打線が九回に2点を返したものの、反撃はここまで。ロッテはここまで16勝1敗とカモにしていた西武に、今季2敗目を喫した。

 ロッテ相手に2勝目を挙げた”ヒーロー”は、さしづめ「独り相撲」を取った澤村かーー。

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 そんな澤村は昨季、可逆性脳血管攣縮症候群にかかった。これはいったいどんな病気なのか。症状や原因は何か。治る病なのか。

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