岡山市在住のパラ陸上選手、佐藤友祈選手が練習中に車椅子が転倒する事故を起こされたとして、岡山市内にある高校の陸上部顧問6人を刑事告訴していたことがわかりました。

佐藤選手の代理人弁護士などによりますと今年7月12日、岡山市北区の岡山県総合グラウンド補助陸上競技場で佐藤選手が競技用車いすでトラックを走行していたところ、岡山市内にある高校陸上部の部員が高跳び用のマットを乗せた台車をふざけながら加速させてトラックを横断しようとし、佐藤選手と接触。佐藤選手は転倒し、頭部や左肩に5日間の打撲をしたということです。

佐藤選手側は、顧問6人が業務上の注意義務を怠ったとして今月5日、岡山西警察署に刑事告訴し受理されたということです。高校はRSKの取材に対し、「現時点ではコメントできない」としています。