ULTRASONE、新45mmドライバとS-Logic 3、バランス接続にも対応「Signature FUSION」
Signature FUSION
アユートは、独ULTRASONEのプロ向けヘッドフォン「Signature」シリーズの最新モデル「Signature FUSION」を9月21日に発売する。価格は44,000円。新開発の45mmチタンプレイテッド・マイラードライバーと、独自のS-Logic 3テクノロジーを採用。バランス接続にも対応させている。
「The FUSION between two worlds」を掲げて開発された。新開発の密閉ダイナミック型 45mmチタンプレイテッド・マイラードライバーの搭載により、「鮮明でパワフルな低域レスポンスの獲得と全域での高解像度再生を実現した」という。
自然なサウンドフィールドを実現するという独自技術の「S-Logic 3テクノロジー」も搭載。「音響的に調整されたスタジオ空間に設置された高品質なスタジオモニタースピーカーのようなパーソナルでポータブルなリスニング環境を実現し、聴き疲れの少ない自然な音場を再現する」という。
S-Logic 3テクノロジーでは、DDF(Double Deflector Fin)と呼ばれるパーツを活用。写真の赤いパーツがそれで、指向性のある中高域の信号成分はほとんど変化させず、低い中低域が部分的にマスキングされて指向性を持ち、その面的な出口分布が変化することで、S-Logic効果がさらに洗練されるという。
ヘッドフォン内部に新基板を採用することで、4極バランス接続に対応。ネジ式6.3mm変換プラグ付き3.5mmプラグ2mカールケーブル、3.5mmプラグ1.2mストレートケーブルに加え、4.4mmバランスプラグの1.4mストレートケーブルも同梱。バランス接続に対応することで、ポータブル機器でのパワフルな駆動も可能になっている。
ヘッドパッドの中央に窪みのような切れ込みを入れるFGCテクノロジーを採用。人間の頭頂部には、乳幼児期に前頭前野が閉じるために角あり、ヘッドホンの快適な装着時間を長くするためには、この角が圧迫されないようにする必要があるという。FGCテクノロジーによって、ヘッドパッドが頭頂部に当たる部分の圧力を分散することで疲れにくくなるとのこと。
シープスキンレザー採用のヘッドパッド下には通気性の良いメッシュ構造を採用。汗による蒸れを抑制している。さらに、優れたフィッティングと遮音性のシープスキンレザー製イヤーパッドも採用。耳や頭部への負担を軽減した。
持ち運びに便利で堅牢なSignatureシリーズ用のセミハードタイプのキャリングケースが付属する。
再生周波数帯域は8Hz~40kHz。出力音圧レベルは106dB。重量はケーブルを含まず約292g。