PS5新ファームで、個人用3Dオーディオプロファイル作成機能が利用可能に
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは12日、PlayStation 5の最新システムソフトウェアアップデートの配信を開始。ベータ版で発表していた個人用3Dオーディオプロファイル機能が、全世界に向けて配信されている。
個人用3Dオーディオプロファイルは、音の聞こえ方が人によって異なり、頭部や耳、耳の穴の大きさや形が音の聞こえ方に影響することを踏まえ、ユーザーに合わせた3Dオーディオプロファイルを作成できる機能。
ヘッドフォンやイヤフォンを使用した状態で、音の聞こえ方に関する質問にいくつか返答すると、ユーザーに最適なオーディオプロファイルを作成できる。個人用3Dオーディオプロファイルを利用すると、例えば、ゲーム世界のキャラクターやオブジェクトの位置をより明確に感知できるようになり、これまで以上に没入感溢れる体験ができるとのこと。
PS5本体で[設定] > [サウンド] > [3Dオーディオ(ヘッドホン)]を選択し、画面に表示されるステップに従うと、作成できる。また、これまで通りプリセットから3Dオーディオ設定を選ぶ方法も引き続き利用可能。
PS5は発売以来、TVスピーカーでの3Dオーディオ対応や、Dolby Atmos対応オーディオ機器のサポートなど、3Dオーディオに関する機能を数多く追加してきたが、今回のアップデートは、そういった機能に加わる新しいオプションとして、「3Dオーディオの体験をさらに一歩先へと推し進めるもの。これらの機能を活用して、Tempest 3Dオーディオが実現するPS5ゲームの豊かなサウンドスケープに、より深く没入していただければ」としている。
ベータテストで提供していた機能からは、ユーザーごとにリモートプレイを有効化する機能と、コントローラーのアダプティブ充電機能も今回のアップデートで追加される。コントローラーのアダプティブ充電に関しては、PS5の最新モデル、およびPlayStation 5 Proで発売後に利用可能になるとのこと。
Welcomeハブなど他の機能も追加
アップデートの目玉となるのが、Welcomeハブ。PS5のホーム画面に、Welcomeハブが新たに追加され、ウィジェットの追加や削除、背景の変更など、好みにあわせたカスタマイズが可能なスペースとなる。
PS5 Welcome Hub
米国の一部のユーザーに向けて配信を開始し、今後数週間以内に日本国内においても配信を予定している。
さらに、パーティーのシェア機能を追加。パーティーに参加しているときに、そのパーティーのリンクをメッセージアプリやSNSアプリでシェアできるようになる。システムソフトウェアのアップデート後、数週間で全世界に向けて配信予定。