JBLがAVアンプ投入。大型ディスプレイ×直感的UI×クラスDアンプの「MAシリーズ」
「JBL MA9100HP WHT」
ハーマンインターナショナルは、JBL初となるAVアンプ「MAシリーズ」として9.2chに対応した「JBL MA9100HP WHT」と、7.2chの「JBL MA710 WHT」の2機種を、9月26日に発売する。価格はMA9100HPが253,000円、MA710が121,000円。
「JBL MA9100HP WHT」
このMAシリーズ発売にあわせて、スピーカーシステム「Stage 2」シリーズの新色「Latte」を9月末に発売する。価格はブックシェルフスピーカー「JBL STAGE 240B WHT」で40,700円/ペアから。
「JBL MA710 WHT」
近年、映画館の年間興行収入がコロナ前の水準に戻り、家庭向けの動画配信サービスでもDolby Atmos対応作品が一般的になるなど、趣味として映像コンテンツを楽しむ人に向けたサービスがさらに充実してきている。またレコードやCDといった物理メディアをリビングで楽しむ需要も拡大しており、デジタルからアナログまでコンテンツが多様化してきている。
こうした現代の多彩なコンテンツを圧倒的な音体験によって自宅で楽しめるよう、AVアンプ「MAシリーズ」をJBLブランドとして初めて発売する。
MA9100HPのリモコン
MAシリーズの特徴は、ユースケースや使いやすさを極限まで考慮し、厳選された要素のみで構成されたシンプルな意匠を施したこと。直感的な操作性を実現するためにリモコンのボタンも極力シンプルなものに厳選して初めてAVアンプを触る人にとっても扱いやすい設計となっている。上位機MA9100HPの液晶ディスプレイにはジャケットを表示することもできる。
両機種ともに全チャンネルにハイパワーを供給する高効率で低ノイズなクラスDアンプを搭載。「プロフェッショナルの領域で培われたエキサイティングなサウンドを誇りつつ、モダンインテリアと調和し、圧迫感を感じることなくお好きな音楽や映画を心ゆくまで楽しめる」とのこと。
スマートフォンのマイクを使って、手軽に部屋の音環境を最適化できるルームイコライゼーション「EZ Set EQ」アプリも利用できる。
デザイン面では、上位機のMA9100HPはフロントパネルの下部にダウンライトを備えており、設置したラックなどをJBLのイメージカラーであるオレンジにライトアップする機能を搭載(消すこともできる)。また、フロントパネルと筐体の隙間や、ボリュームツマミ、セレクターの根元にもオレンジが差し色として入っている。このオレンジの差し色は、後述するStage2シリーズのスピーカーの、サランネットの内側にも配されており、上から見ると、スピーカーにもAVアンプにもオレンジが見えてJBLらしい統一感のある仕上げとなっている。
MA9100HPを上から見たところ。オレンジのダウンライトで、ラックを照らしている。また、フロントパネルと筐体の隙間などにも差し色がある
MA9100HP
定格出力は4Ω負荷時で240W(2ch同時駆動、0.5% THD)を実現。Dolby AtmosやDolby TrueHD、DTS;Xといった各種音声フォーマットに対応する。
6系統のHDMI入力を備え、HDMI出力は2系統。うち1系統はeARCに対応する。8KやHDMI 2.1、HDCP 2.3、HDR 10+、Dolby Visionパススルーなどに対応。そのほかデジタル入力として同軸デジタル×1、光デジタル×1、USBを、アナログ入力としてRCA×2、フォノ(MM)×1を備える。ステレオゾーン 2、サブウーファー×2のプリアウトも搭載。
そのほか5GHz/2.4GHzのWi-Fi、Bluetooth 5.3による送受信に対応。Bluetooth受信時はaptX HD、aptX Adaptiveコーデックを使用できる。
また別途ライセンスを購入すれば、より高度な室内環境補正機能「Dirac Live」も利用できる。
外形寸法は432×396.4×135mm(幅×奥行き×高さ)、重さは7.6kg。
MA710
定格出力は4Ω負荷時で160W(2ch同時駆動、0.5% THD)。こちらもDolby AtmosやDolby TrueHD、DTS;Xといった各種音声フォーマットに対応する。
HDMI入力は6系統で、出力は1系統のみ。eARCに対応する。8KやHDMI 2.1、HDCP 2.3、HDR 10+、Dolby Visionパススルーなどに対応している。
そのほかデジタル入力として同軸デジタル×1、光デジタル×1、USBを、アナログ入力としてRCA×2、フォノ(MM)×1を備える。ステレオゾーン 2、サブウーファー×2のプリアウトも搭載。
MA710のリモコン
5GHz/2.4GHzのWi-Fi、Bluetooth 5.3による送受信に対応。Bluetooth受信時はaptX HD、aptX Adaptiveコーデックを使用できる。
なお、MA710はDirac Liveに非対応となっている。
外形寸法は432×347.6×109.9mm(幅×奥行き×高さ)、重さは6.3kg。
STAGE 2新色「Latte」
STAGE 2の新色「Latte」
2024年7月発売のスピーカーシステム「STAGE 2」シリーズの新色で、モダンリビングと調和しつつ、MAシリーズともマッチするクリーンで遊び心あるデザインだという。
サブウーファーを除くすべてのモデルの高域ユニットに、プロ用モニタースピーカーのために開発されたHDI(High Definition Imaging)ホーン技術の次世代バージョンを採用することで、リスニングエリアのどこにいても自然な音場定位と音響バランス、そして透明感あふれる高域を実現した。
新色「Latte」のラインナップと価格は以下のとおり。STAGE 2の概要は過去記事を参照のこと。
STAGE 280F WHT フロアスタンディングスピーカー 1本82,500円 STAGE 260F WHT フロアスタンディングスピーカー 1本68,200円 STAGE 250B WHT ブックシェルフスピーカー ペア55,000円 STAGE 240B WHT ブックシェルフスピーカー ペア40,700円 STAGE FS STAND WHT スピーカースタンド ペア34,100円 STAGE 245C WHT センタースピーカー 1本55,000円 STAGE 240H WHT DOLBYイネーブルド・ハイトスピーカー ペア55,000円 STAGE 200P WHT サブウーファー 1本68,200円