Harman Kardon、ビーム反射も使ったワンバーの上級サウンドバー「Enchant 1100」
Enchant 1100
ハーマンインターナショナルは11日、秋季の新製品をメディア向けに紹介するイベント「HARMAN ExPLORE TOKYO 2024」を開催。その中で、Harman Kardon(ハーマンカードン)ブランドの新製品として、Dolby Atmosに対応し、独自技術のMultiBeamにより本格的な3Dシネマサウンドを再生できるオールインワン・サウンドバー「Enchant 1100」を参考展示した。発売日や価格は未定。
Enchant 1100
Enchant 1100
Harman Kardonブランドにおいて、日本初導入となるインテリアにも溶け込みやすいデザインのサウンドバー。ワンバータイプだが、11基のスピーカードライバーを内蔵し、5.1.2chの再生が可能。
両サイドにハーマン独自のMultiBeam技術を搭載し、音をビーム状に放出。壁などに反射させることで、背後にスピーカーを設置しなくても、リアルなサラウンド再生ができるという。
独自のMultiBeam技術を搭載
Dolby AtmosやDTS:Xにも対応。壁の形状や素材に合わせサウンドを自動で補正するキャリブレーション機能も備えている。
なお、ワンバーでも使用できるが、来春にワイヤレスサブウーファー「Enchant Sub」も発売予定。組み合わせると、より本格的な臨場感あるサウンドが楽しめるという。
来春にワイヤレスサブウーファー「Enchant Sub」も発売予定
前面を覆うテキスタイルには再生ポリエステル糸を使用。ストリップ部には再生アルミニウム、フレームには再生プラスチック素材を使うなど、環境にもやさしい設計になっている。
4Kパススルーにも対応したHDMI入力とHDMI eARCも装備する。
ONYX STUDIO 9
ONYX STUDIO 9
発表会場には、3基のツイーターと1基のウーファーを内蔵したポータブルBluetoothスピーカー「ONYX STUDIO 9」も参考出品。
一体型のスピーカーで、薄型だが、ワイドに音楽を放出することで、広いスイートスポットを実現。バッテリーを内蔵し、本体背面に手を引っ掛けられる窪みを設けることで、家の中を移動しやすくなっている。
薄型筐体を採用
背面。バッテリーを内蔵しており、ケーブルレスで使用できる
内蔵バッテリーで最大8時間再生可能。さらに、BluetoothのAuracastに対応しており、複数台に対してグループ再生する事もできる。
実際の家をイメージした展示で、デザイン性の高さを紹介
発表会ではHarman Kardonの既発売モデルである小型スピーカー「LUNA」や、ハンドルも備えた「GO+PLAY 3」、広範囲に音を放出し、透明ドームとライティングも楽しめる「AURA STUDIO 4」、Harman Kardonの代名詞的なスピーカーの最新モデルである「SoundSticks 4」も展示。
LUNA
GO+PLAY 3
実際の家の部屋をイメージした場所に設置することで、インテリアとのマッチしやすさや、1台でも広い部屋に音を満たせるサウンドの特徴などをアピール。
AURA STUDIO 4は、寝室にも設置。特徴的な透明ドームとライティングを見ながら、リラックスして音楽を楽しむ事ができた。
AURA STUDIO 4
SoundSticks 4
さらに、SUBARUの新型「LEGACY OUTBACK」の音響設計には、Harman Kardonが協力。発表会場には、その成果をふんだんに盛り込んだコンセプトカーも展示。Aピラーに、Harman Kardonのコンシューマー向け製品のデザインエッセンスを取り入れたスピーカーを配置するなどしており、Harman Kardonらしい上質かつナチュラルなサウンドを体験できた。
LEGACY OUTBACK×Harman Kardonのコンセプトカー