ワイヤレスアクティブスピーカー「SC-CX700」

Technicsは、IFA 2024においてワイヤレスアクティブスピーカー「SC-CX700」を発表した。HDMI ARCも搭載しており、海外市場で12月に2999.99ドルで発売予定。カラーはチャコールブラック、シルキーグレー、テラコッタブラウンの3色を用意する。

筐体の仕上げにスエード素材が使われており、家庭の雰囲気に合わせやすいデザインにしているほか、不要な音の反射を抑える効果もある。

機能面ではアクティブスピーカーでありつつ、Wi-Fiストリーミングスピーカーとしても使用可能。Google Chromecastプラットフォームと統合しており、Spotify、Deezer、Amazon Music HD、Tidal、Qobuz(日本では未サービス)も含めて、ストリーミングサービスやインターネットラジオを再生することもできる。

HDMI ARCにも対応しているため、テレビとHDMIケーブルで接続し、テレビのサウンドをSC-CX700から再生することも可能。

設置した環境に合わせ、オーディオパフォーマンスと空間音響を最適化する「Space Tune」機能も搭載。例えば、多くの柔らかい家具が置かれた狭い部屋や、反響音の大きい広い空間など、設置場所に合わせたサウンドを再生できる。

新設計の赤外線リモコンが付属するほか、新しい「Technics Audio Center」アプリを使い、セットアップやサウンドのパーソナライズなどが可能。

独自のフルデジタルJENOアンプ技術と同軸ドライバーを搭載するほか、スピーカーの動きをシミュレートすることで、歪を抑えるMBDCテクノロジーも投入。ドライバーの動きを最適化する事で、高い音圧レベルでも高純度な再生ができるとする。

バランスドドライバーマウントアーキテクチャ(BDMA)も投入。ドライバーチャンバーとアンプを内蔵した部分を独立させるエンクロージャー構造になっており、エンクロージャーの振動を抑える事で、純粋の高い再生を実現している。

コンパクトなブックシェルフだが、バスレフポートを備える事で低音を強化。フォノイコライザーも内蔵しており、Technicsのターンテーブルと接続して、低ノイズで高品質なレコード再生もできるという。