spi・内藤大希W主演、“祭”シリーズ初となる幕末維新・新選組を描いた革命『もえ・る剣』の上演が決定
2024年12月、東京 シアターHにて、2025年1月大阪 サンケイホールブリーゼにて、シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る 革命『もえ・る剣』(通称:る剣(るけん))が上演されることが決定した。
本公演は、「大人たちが本気でふざける」をモットーに、“面白おかしく、そしてなんとなく歴史が学べる舞台公演“として、2011年より続く“祭”シリーズの最新作。伝統ある商業演劇スタイルに則って第一部ではお芝居、そして第二部ではショーの2部構成で上演する。
そんな“祭”シリーズ14年目となる今年のテーマは「革命」。昨年迎えた干支1周記念から新たな1歩を、ということでテーマを「革命」と題して、新たにOPENした劇場「シアターH」にて、公演のファンから熱望され続けていたものの未だに触れたことのなかった「幕末」にチャレンジする。
脚本にはNetflix『攻殻機動隊 SAC_2045』を手掛け、“祭”シリーズでは4年ぶりに脚本を務める土城温美。演出はミュージカル『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『マリー・アントワネット』など錚々たる名作に出演し、シリーズ4度目の演出をつとめる原田優一。そして音楽には、舞台『家庭教師ヒットマンREBORN!』『マジムリ学園』『嫌われ松子の一生』、入江雅人『500』など様々なジャンルを手掛けるオレノグラフィティを迎え、日本発のオリジナルミュージカルを創り上げる。
第一部では、会津藩藩主の松平容保と新選組三番隊組長の斎藤一を主人公に動乱の幕末を描く。「尊王攘夷」を掲げ、若者たちが主体となって国家に立ち向かい、クーデターを成功させた「幕末・明治維新」。その栄光の影で、滅びゆく幕府を守るため、新たな時代を作るため、命を懸けて戦った志士たち。互いに夢を持ち、「義」を信じ、自分たちの未来をかけ、駆け抜けた男たちの青春群像劇を重厚なグランドミュージカルとして描く。多くの仲間を見送り、これ以上失わないために、自身の義を守るために刀を握り、戦った、ある主従の物語。二人は新たな時代の幕開けに何を願うのか。
第二部では、「カイコクしてくだ祭(さい)1853」と題して幕府からの指令の元、招集された有名アーティストたちによる横須賀の開国ショーをおくる。
「もえ・る剣」キャスト発表
今回W主演となる松平容保役にはミュージカル『刀剣乱舞』にて蜻蛉切役で出演&演出を務め、『ジャージー・ボーイズ』などに出演し、シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る『明治座で逆風に帆を張・る!!』以来2度目の“祭”シリーズ出演となるspi、斎藤一役にはミュージカル『レ・ミゼラブル』で三期にわたってマリウス役を演じ、舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯 では監査官役で出演し、“祭”シリーズ3度目の座長を務める内藤大希。卓越した演技力と歌唱力を持つ2人が、命をかけて時代の変革のために共闘する主従を演じる。
共演には、『超ハジケステージ☆ボボボーボ・ボーボボ』にて主演のボボボーボ・ボーボボ役に抜擢された加藤将、ミュージカル『テニスの王子様』 4thシーズン不二周助役の持田悠生、MANKAI STAGE『A3!』向坂椋役の野口準、『オペラ座の怪人』『クレイジー・フォー・ユー』『ミス・サイゴン』数々のミュージカルに出演している岡幸二郎が初参戦。そして『憂国のモリアーティー』『文豪とアルケミスト』など数々の主演を務め、近年では演出としても辣腕を振るう平野良、舞台『刀剣乱舞』シリーズの陸奥守吉行役やミュージカル『SONG WRITERS』で初の本格ミュージカルに挑む蒼木陣、MANKAI STAGE『A3!』皆木綴役の前川優希、『マッシュル-MASHLE-』THE STAGE フィン・エイムズ役の広井雄士、東京公演には『SMOKE』『ピエタ』などミュージカル作品にも出演する伊藤裕一、大阪公演には舞台『銀河英雄伝説 Die Neue These』主演ヤン・ウェンリー役の小早川俊輔、俳優以外にも脚本・演出業など幅広く活動し、シリアスな役からコメディ舞台まで様々な役をこなす加藤啓、本シリーズ全作に出演の井深克彦、さらに元・宝塚トップスターで本シリーズ4度目の出演で男装の麗人を演じる水夏希、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『アナスタシア』など数々の作品に出演し、昨年は本シリーズの記念すべき干支1周記念公演で12年ぶりに座長を務めた相葉裕樹など、本シリーズお馴染みの顔ぶれや久々の参加組も加わり、個性豊かな豪華メンバーが、幕末という時代に翻弄されながらも、大切なものを守ろうと命を燃やした男たちの生き様を魅せる。
「もえ・る剣」キャスト意気込みコメント
出演者・スタッフコメント
■松平容保役:spi
今回内藤さんとダブル主演ということで、心が踊っております。なぜならば同年代で同じ横須賀出身のかなりの仲良し(だと勝手に思っている)だからです。芝居のコンビネーションや歌声を重ねるのが楽しみでなりません。
演出の原田さんはじめ、錚々たるメンバーとご一緒できる事を光栄に思いますし、身が引き締まる思いです。ぜひ劇場にいらしてください!
■斎藤一役:内藤大希
spiと共に主演を務めます、内藤大希です。
同郷、同い年のspi。役者としてとてもリスペクトしている友人のひとりです。
そんな彼と再び共演できる事、一緒に歌える事、嬉しく思っています。
去年出演させて頂いた時も、僕にとってご褒美のような作品、出演者で、2023年を悔いなく締めくくりました。
今年も最高の皆さんとミュージカルを作ることができるとおもうと、心が震えます!
ぜひ、楽しみにしていてください。年明け、そして大阪公演も、ぜひお越し頂けますように。
■脚本:土城温美
何かが大きく変わる時、そこには大きな痛みが生まれるなどと言いますが。幕末という大変革の時代、それはそれは痛いことが多すぎて、向き合うのが正直しんどいぐらいです。年末年始という特別な時、劇場まで足をお運びくださるお客様を「タダで返すわけにはいかねぇ」という制作陣の熱い思いをひしひしと感じつつ、濃密なるひまワールドをお届けするべく、日々、脚本をねりねりと練っております。この熱が、舞台上で何倍にもなって、皆様のもとに届きますように。
■演出:原田優一
意外にも年末シリーズ初の幕末ということで、お客様のご期待に沿いつつ、新たな視点で展開する“ならでは”を狙っていければと思っております。そして、今回も日本のミュージカルシーンを支える頼もしきキャスト陣をお迎えできました。恒例の“年末色”が重なり、2025年を迎える頃には肩を組みながら訳も分からぬ美声が轟いている図が私の頭には浮かんでおります。一年の締めくくりと初めを飾る打ち上げ花火。ご期待ください。
■音楽:オレノグラフィティ
2024年は個人的に歴史作品とのご縁が深かったのですが、ついに江戸時代の終わりの始まり「幕末」と向かい合う日が来ました。
天下泰平の世から一転、多くの志がぶつかり合い、そして散っていった激動の時代です。「祭シリーズファン」の皆様の中にも「待ってました!」と思う方は多いのではないでしょうか。
私が心酔する原田優一さん指揮の元、頼もし過ぎる俳優の皆様と共に、土城温美さんの描かれる『もえ・る剣』に最大限の熱を込め、ご来場いただいた皆様の想像もつかないような「革命」をお聴かせできるよう全力を尽くします!ご期待ください!