全長5m超! トヨタ斬新「ピンククラウン」がスゴイ! 強烈な“モモタロウ仕様”で流麗デザインが映える! フォーマルな「16代目クラウン(セダン)」を伝説仕様に大変身!
クラウンセダンを伝説の「ピンククラウン」にしてみたら…
2022年7月に登場した現行の16代目クラウンは、「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」の4つのボディタイプを持ち、これまでの「The高級車」という保守的なイメージを大きく変えました。
2024年8月現在ではクロスオーバー、スポーツ、セダンが既に発売されており、なかでもセダンは従来のフォーマルな正統派セダンとしてのイメージを受け継いでいます。
そんなクラウンセダンですが、かつて設定された奇抜なボディカラーにしたらどのような印象となるのでしょうか。
クラウンセダンは2023年11月に発売。
【画像】「えっ…!」 これが最新クラウンを「ピンククラウン」にしてみた結果です!(30枚以上)
4つのボディタイプのなかでも、歴代のキャラクターを強く踏襲した同車は、セダン市場が縮小しているなかで投入されたことで、高級セダン派ユーザーを中心に、大きな注目を集めました。
ボディサイズは、全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mm、ホイールベース3000mmと、16代目クラウンのなかで最大のボディです。
エクステリアは、近年のトヨタ車に採用されているハンマーヘッドモチーフデザインのフロントフェイスや真一文字のテールを装備し、他の16代目クラウンとも共通のデザインを採用しています。
なかでもクラウンセダンオリジナルの要素として、フロントの縦バーが特徴的なロアグリルや大きなリアドア、エレガントなマルチスポークのホイールなどが挙げられ、高級車らしい格を感じさせつつ、派手なメッキ加飾などはないことから、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
インテリアは、落ち着きのある仕上がりでつや消しの木目調パネルもあしらわれるなど、大人びたシックなデザインです。
また、後席シートはゆったりとした大きなものを採用し、左右席でシートヒーターに加えてシートベンチレーションを装備するほか、リクライニング機能、身体を押圧するリフレッシュ機能など、ショーファーカーとして相応しい装備が充実しています。
パワートレインは、2.5リッター直列4気筒エンジン+モーターのマルチステージハイブリッドシステムと、クラウン史上初となるFCEV(水素燃料電池車)が用意され、駆動方式はFRが採用されています。
価格(消費税込)は、730万円から830万円です。
そんなクラウンセダンが販売されているなか、過去に異彩を放ったモデルである「ピンククラウン」が再び注目を浴びています。
14代目クラウンの特別仕様車「アスリートG “ReBORN PINK”」として2012年に発売されたこのモデルは、クラウンの歴史の中で唯一ピンクカラーが採用されたもので、これまでのクラウンの伝統的な色合いであるホワイトやブラック、シルバーとは一線を画するものでした。
スポーティな「アスリート」にビビッドなピンクが加わったことで、多くの人々を驚かせましたが、この「ピンククラウン」は2012年9月に限定で注文を受け付け、その後は生産されていません。
ここで、クラウンセダンにピンク仕様が登場したらどのような姿になるのか、編集部が独自にクラウンセダンをピンクカラーにアレンジしてみました。
大型セダンのボディに、モモタロウに近いピンクを施し、ピラーやグリル、サイドミラーには黒を残すことで、シャープなコントラストを生み出しました。
この明るいピンクにより、クラウンセダンの特徴である切れ長のヘッドライトや大きなグリル、ホイールがさらに際立ち、威圧感と重厚感が増した印象です。
一方で、高級感を損なうことなく、親しみやすさと可愛らしさも兼ね備えたデザインとなり、従来のピンククラウンよりも、クラウンセダンのデザインはシャープで引き締まっているため、全体的に洗練されたモデルへと変貌を遂げました。
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現在クラウンセダンでは、全6色のボディカラーが展開されていますが、どれも落ち着いた色合いの上品なカラーです。
16代目クラウンのクロスオーバーやスポーツには、ツートンカラーのほか、鮮やかなレッドやイエローなどが展開されていますが、ピンクは設定されていません。
今後クラウンに、モモタロウカラーが出てくるのか、ひそかに注目したいところです。