運転中に「緊急地震速報」どうすれば? 地震発生時に運転手がすべきことは? 「慌てないことが第一」
緊急地震速報を受信したらハザードをつけて緩やかに速度を落とす
2024年8月8日に宮崎県日向灘を震源とする地震が発生。そして翌9日には神奈川県西部を震源とする地震がありました。
この影響で9日20時過ぎにNEXCO中日本は東名高速道路や中央高速道路の一部区間を通行止めにしていました。
では、クルマを運転している際に緊急地震速報を受信したらどうすればいいのでしょうか。
最近では地震が発生する直前などにスマホなどで「緊急地震速報」を受けることが出来ます。
その警報を受信した場合、運転者は周囲の状況に応じた行動が求められます。
具体的には、あわてることなく非常点滅表示灯(ハザード)をつけるなどして周囲のクルマに注意を促します。
その後、急ブレーキを避け、緩やかに速度を落としていきます。
また地震が発生した場合には急ハンドル、急ブレーキを避けるなど安全な方法で道路の左側に停止させることになっています。
その後は、スマホやラジオなどで地震情報や交通情報など情報を集めて状況に応じた行動が求められます。
なおクルマをやむを得ず道路上に置いて避難するときは前述の通り、道路の左側に寄せて駐車。
そしてエンジンを止めてエンジンキーは付けたままとするか運転席などの車内の分かりやすい場所に置いておきます。
なお最近では、スマートエントリーキーが普及していることから「ポケットに入れたまま避難しないよう」に注意してください。
さらには窓を閉め、ドアはロックしないで避難します。
これは避難する人の通行や警察、消防、自衛隊などの救援時などにクルマを移動出来るようにするための処置です。
なお、クルマなどが緊急通行車両の通行の妨害となっているときは警察官が必要な措置を命じることができます。
またドライバーが不在時には「やむを得ない限度において、車などを破損することがあります」とされています。
災害応急対応をする警察官等に余計な手間をかけさせて避難や救助を遅らせないためにも、災害発生時のクルマの置き方は十分注意しておきましょう。