アトレティコ移籍が迫るアルバレス photo/Getty Images

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アトレティコ・マドリード移籍が秒読みと見られているマンチェスター・シティFWフリアン・アルバレス。決定力があるだけでなく、器用で前線の複数ポジションをこなせる彼は、33歳のベテランとなったアントワーヌ・グリーズマンの完璧な後継者になれると思われ、再びアトレティコをスペイン2強と互角に渡り合えるクラブに進化させるかもしれない。

移籍が成立すれば、これはマンチェスター・シティ史上最高額の売却金となるが、プレミアリーグの歴史の中でも目を引くビッグディールだ。

英『Mirror』によれば、移籍金は8300万ポンド(約154億円)となる見込み。同紙はこれまでの高額移籍をまとめているが、過去にプレミアクラブから売却された選手のうち、もっとも高い金額で売却されたのは2018年の冬にリヴァプールからバルセロナに加入したフィリペ・コウチーニョだ。その額は1億1600万ポンドと言われている。2位が2019年夏にチェルシーからレアル・マドリードへ渡ったエデン・アザールの1億390万ポンド、3位は2013年の夏にトッテナムからレアル・マドリードへ移籍したガレス・ベイルの8,690万ポンドだ。これまで4位は昨夏トッテナムからバイエルン・ミュンヘンへと移籍したハリー・ケインの8170万ポンド、5位は2009年夏にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリードへと渡ったクリスティアーノ・ロナウドの8000万ポンドだったが、アルバレスの移籍は両者の金額を抜き去り、歴代4位となる可能性が高い。

アトレティコは結構な大盤振る舞いをすることになるが、それも期待の表れだろう。アルバレスが初挑戦となるラ・リーガでどのような足跡を残すか、楽しみに待ちたい。