ヒューゴ ボス、24年4〜6月は42%の大幅な減益 背景にスポーツイベントの広告費増

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ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)が第2四半期(2024年4月〜6月)の決算を発表した。売上は10億1500万ユーロ(約1638億7400万円)で前年同期比で1%減にとどまったが、営業利益は前年同期比で42%減と、大幅な減益となった。

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 減益の理由として決算書では、中国やイギリスなどの主要市場での小売業の景況感の悪化と、全体的な消費心理の落ち込みが挙げられている。また、広告投資費用が8200万ユーロ(約132億1460万円)と前年同期比で21%増加しており、主要なファッションとスポーツのイベントがこの時期に開催されたことがその要因の一つとされている。

 2024年上半期(2024年1月〜6月)の売上は20億2900万ユーロ(約3273億5400万円)で前年比で3%の増益となっている。

 ヒューゴ ボスは、2024年5月に元プロサッカー選手のデビッド・ベッカム(David Beckham)と、「ボス(BOSS)」ブランドにおける戦略的パートナーシップを締結。また、ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手は2020年からボスのブランドアンバサダーとして広告キャンペーンなどに登場している。

※実績は為替変動などの影響を除く
※1ユーロ=161円