パリ五輪柔道男子、東京金の高藤直寿の柔道着でカザフ選手が快挙!永山“不可解判定”のガルリゴスに敵討ち
東京五輪柔道男子60キロ級金メダリストの高藤(たかとう)直寿が28日、自身のX(旧ツイッター)を更新。パリ五輪の柔道同級金メダルのエルドス・スメトフ(カザフスタン)との笑顔の2ショット写真とともに「スメトフ俺があげた柔道着で金メダル取った----」と喜んだ。
【写真】柔道って素晴らしい!高藤が喜んだスメトフとの2ショット
高藤は以前、Xで「スメトフ選手の柔道着のサイズ僕と一緒なんです。というのも、カザフスタンでは採寸が出来ず、以前僕があげた柔道着のサイズがぴったりだったので同じモデルで作りたいと言ってきてくれました」と明かしていた。
高藤とスメトフは、東京五輪の準決勝で対戦。高藤が11分2秒の死闘を制し、その後の金メダルにつなげた。
ライバルのスメトフは、パリ五輪の柔道同級準々決勝で永山竜樹を“不可解判定”で下したガルリゴス(スペイン)と準決勝で対戦。永山が敗れた片手絞めで勝利した。くしくも、高藤が手渡した柔道着が永山の敵討ちをした形となった。
高藤は「世界には採寸がしっかり出来なくてもあれだけ強い選手がいるんです。もっと柔道が普及して、みんながストレスなく競技できる環境ができればいいなと思います」とつづっていたが、スメトフはその思いに応え、カザフスタン柔道に初の金メダルをもたらした。
(よろず~ニュース・杉田 康人)