鈴木の会見が注目を集めている。(C)SOCCER DIGEST

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 パルマに加入した日本代表GKの鈴木彩艶が7月23日、新天地での入団会見に臨んだ。

 シント=トロイデンでの1シーズンを経て、欧州5大リーグへのステップアップを果たした鈴木。2年連続で環境を変えることになったが、美食の街パルマでの生活には好感をのぞかせた。食事の面で満足していると明かし、街の人々からも温かく迎え入れられていると喜んだ。

 イタリアへの適応にも積極的な姿勢を見せている。会見の最後に、鈴木は「パルマのような素晴らしい歴史を持つチームに来ることができてうれしいです。このチームのために全力を尽くします。ありがとう」とイタリア語を披露。会場の報道陣からは大きな拍手が送られた。

 この様子を、クラブの公式サイトは「素晴らしい笑顔とのびのびとしたイタリア語でサポーターに自己紹介」と伝えた。また、イタリアメディアの『fanpage』は、「素晴らしい礼儀正しさと、自分を迎え入れたクラブと国に対する敬意を示した」と報じている。

「非常に称賛された行為で、会見場は若き守護神に対する熱意、共感、そして拍手に包まれた」
【動画】会見でイタリア語を披露した鈴木彩艶
 GKというポジションから、周囲とのコミュニケーションは必須。そのためにも、少しでもイタリア語を習得して良い関係を築こうと意欲的なようだ。もちろん、こういった姿勢はクラブや地元メディアにも高く評価されるだろう。

 何よりもピッチでのパフォーマンスが重要であり、鈴木も会見でまずはチーム内のポジション争いに勝たなければならないと意気込んだ。セリエB優勝に貢献した昨季の正守護神レアンドロ・チチソラとの競争が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部