ラビオ(右)をかわして、大会最年少ゴールを叩き込んだヤマル(左)。(C)Getty Images

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 現地時間7月9日に行なわれたEURO2024の準決勝でスペインフランスと対戦。2−1で逆転勝利を飾り、決勝進出を果たした。

 開始9分にランダル・コロ・ミュアニのヘッド弾で先制を許したスペインは、21分に16歳のラミネ・ヤマルのEUROの最年少ゴールとなるゴラッソで追いつく。さらに、その4分後にダニ・オルモが勝ち越しゴールを叩き込み、優勝候補を葬り去った。

 反響を呼んでいるのが、相手MFアドリアン・ラビオをかわして衝撃のミドルシュートを叩き込み、勝利の立役者となったヤマルのコメントだ。終了のホイッスルが鳴ると、ピッチでカメラに向かって「いま、しゃべれよ」と言い放ったのだ。これは、複数のメディアがラビオに向けてものだろうと報じている。
【動画】16歳ヤマルが衝撃のゴラッソ!挑発したラビオを翻弄
 英紙『Daily Mail』によれば、ユベントスのMFは試合前日の会見で、ラミネについてこう発言したのだ。

「何よりも彼にプレッシャーをかけ、快適にさせず、EUROの決勝でプレーするには、これまでよりもずっと多くのことをしなければならないと彼に示す」

 そんな“挑発”に対し、自身のインスタグラムに「静かに動け。チェックメイトと言う時だけ話せ」と投稿していたヤマルは、その相手をピッチ上で翻弄してスーパーゴールを決めてみせたのだ。

 同紙は「ラビオはEUROにおけるヤマルの影響を軽くしようとしたが、ヤマルは試合終了のホイッスル後に反撃した」と報道。フランスメディア『FOOTMERCATO』は、「クレイジーな反応」と伝えている。

 末恐ろしい16歳である。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部