EUROのベスト4進出国が決定【写真:ロイター】

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イングランドはPK戦の末にスイスに、オランダはトルコに勝利

 欧州選手権(EURO)は現地時間7月6日に準々決勝の試合が行われ、準決勝進出の4チームが出揃った。

 先の時間帯では前回準優勝のイングランドが、前回優勝のイタリアに完勝してきたスイスと対戦。前半はイングランドペースで進んだが、後半はスイスが押し込んで攻撃を繰り返す展開になった。そして後半30分に右サイドからのボールを最後はFWブレール・エンボロが合わせてスイスが先制した。しかし、イングランドは後半35分、MFブカヨ・サカが右サイドからカットインして左足シュートをファーサイドのゴールポストに当たって入るギリギリのコースに打ち込んで同点に追い付いた。

 延長戦でも決着がつかなかった試合はPK戦に突入。するとスイスの1人目DFマヌエル・アカンジのキックをイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードがファインセーブ。イングランドはキッカー全員が決めてPK戦のスコア5-3で突破を決めた。

 ナイトゲームではオランダとトルコが対戦。トルコは前半35分、セットプレーのボールが右サイドまで流れてきたところでMFアルダ・ギュレルが右足で正確なクロスを入れDFサメット・アカイディンがヘディングで叩いて先制した。

 一方のオランダは後半25分にショートコーナーからFWメンフィス・デパイのクロスをDFステファン・デ・フライがヘディングで叩いて同点ゴール。さらに後半31分には右サイドからのラストパスにFWコーディ・ガクポが相手の前に身体をねじ込むと競り合いになり、最終的にはオウンゴールとなっての勝ち越しゴール。これが決勝点になり2-1でオランダが制した。

 この結果、準決勝ではスペインとフランス、オランダとイングランドの対戦が決定。3つの優勝経験国と前回準優勝イングランドという実績とネームバリューのある伝統国が勝ち残った。(FOOTBALL ZONE編集部)