ドイツとスペインがハイレベルな一戦を繰り広げた【写真:ロイター】

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スペイン対ドイツは延長戦で決着

 欧州選手権(EURO)は現地時間7月5日に準々決勝で開催国ドイツとスペインが激突。

 延長戦の末にスペインが勝利したが、英公共放送「BBC」で解説を務めた元スコットランド代表FWアリー・マッコイスト氏は「コイントスで決めたような差のないもの」と評した。

 スペインが後半6分にMFダニ・オルモの先制ゴールで優位に進めた試合は、後半終了間際にドイツがFWフロリアン・ビルツのゴールで追い付く。開催国の大声援をバックに延長戦を戦うドイツだが、決着をつけたのはスペイン。延長後半もラスト1分になろうかというところで、左45度付近からのクロスに合わせたMFミケル・メリーノのヘディングシュートがゴールに吸い込まれた。

 これにより準決勝進出を決めたのはスペインになったが、ハイレベルな試合だったのは間違いのないところ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の前身、チャンピオンズカップ時代に得点王も獲得しているマッコイスト氏は「最後まで信じられないドラマがあった。誰もが目の離せないものだっただろう」として、「両チームの間には全く差がない。コイントスによる決着のようなものだ」と話した。

 また、現役時代にマンチェスター・ユナイテッドなどでプレーした元アイルランド代表ロイ・キーン氏は「2人のヘビー級ボクサーの殴り合いを見たような気分だ」とコメントしたとしている。

 ヨーロッパが誇る“巨人”同士の対戦は、これぞEUROという迫力を見せていた。(FOOTBALL ZONE編集部)