スロバキア戦に出場したイングランド代表のジュード・ベリンガム【写真:ロイター】

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出場停止処分は保護観察期間が設けられ、準々決勝のスイス戦に出場可能

 欧州選手権(EURO)の準々決勝を控えるイングランド代表について、欧州サッカー連盟(UEFA)はMFジュード・ベリンガムに1試合出場停止と3万ユーロ(約522万円)の罰金処分を下した。

 しかし、出場停止に1年間の保護観察期間がついたために即座の出場停止は免れた。英紙「ガーディアン」が報じた。

 ベリンガムは決勝トーナメント1回戦のスロバキア戦で、0-1ビハインドの後半終了間際に劇的ゴール。チームは延長戦で勝ち越して勝利した。しかし、このゴールパフォーマンスで股間を手で掴む卑猥ジェスチャーがあり、これをUEFAは「不適切なもの」と判断した。

 ベリンガムはこの行為について「試合会場にいた親しい友人たちに向けた、内輪の冗談のジェスチャー」であり、スロバキアのベンチに向けたものではなかったと語ったという。

 UEFAは処分について「当該出場停止処分は直ちに執行されるものではなく、本決定日から1年間の保護観察期間が設けられる」とした。このため、準々決勝のスイス戦に出場することが可能になる。イングランドにとってベリンガムを欠くという最悪の事態は免れた。(FOOTBALL ZONE編集部)