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昨今、急激に値上げ傾向にある動画配信系サービス。プラン値上げ、広告導入、パスワード使い回しの取り締まり強化…。この流れ、まだ止まりそうにありません。

海外メディアは、イギリスとカナダにてNetflixの「ベーシック」プランが完全に終了すると報道。イギリスとカナダのベーシックプラン加入者に、7月13日がプラン最終日であること、その後は広告版やより料金の高いスタンダードまたはプレミアプランプランへ乗り換えるようNetflix公式からお達しが届いたといいます。

現時点ではイギリスとカナダの話ですが、日本のユーザーも人ごとではいられません。

今は幻の「ベーシック」プランとは?

日本のNetflixには、現在、以下の3プランがあります。

・広告付きスタンダード:月額790円

・スタンダード:月額1,490円

・プレミアム:月額1,980円

実はこれらに加えて、月額990円のベーシックプランがあり、広告なしで最安値でNetflixが楽しめるプランになっています。ですが、このプランは昨年新規受付を終了。受付終了前にベーシックプランに加入していた人のみ、今は継続できている状態です。

広告 or 値上がり

今年1月、Netflixはベーシックプランを完全終了する予定だと発表。今回のニュースは、その第1フェーズとしてイギリスとカナダからスタートしたという見方ができます。つまり、日本の既存ベーシックユーザーも、今後の身の振り方を考えておいたほうがいいということ。

ベーシックユーザーは、広告を受け入れるかより高額なプランを選ばざるえなくなり、場合によっては実質値上げと取ることもできます。

今年5月の時点で、Netflix広告版の登録者数は4000万人を突破。Netflix登録者の4割が安価な広告版を選択しているそう。広告版ユーザー1人あたりの年間広告収益は、70.44ドル(約1万1200円)と報道されており、他の動画配信プラットフォームよりその額は高いといいます。Netflixの戦略として広告版は成功しており、ベーシック廃止はその成功により一層拍車をかける狙いがあるのでしょう。

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