スペシャルなスマホ、用意してます。

Nothingの透明スマホ「Nothing Phone(2a)」の特別限定モデル「Nothing Phone (2a) Special Edition」の日本発売を祝したイベントが、この週末に開催されています。実機の詳しい写真はこちらの記事をチェック!

原宿のキャットストリートにあるクレインズ6142が、ご覧の通りNothingな佇まいに。イベントは2024年7月6日(土)〜7日(日)の2日間限定開催です。入場無料なのでフラっと立ち寄れますよ。

入口にはめちゃデカNothingスマホの姿があるので、見間違うことはないでしょう。

Nothingプロダクトが勢ぞろい

入ってすぐ「Nothing Phone (2a) Special Edition」がお出迎え。早速タッチしてみましょう。

やっぱカッコいいなぁ。シンプルデザインな「Nothing Phone(2a)」をベースに、赤・青・黄の3カラーをあしらった限定カラーモデルが、この「Nothing Phone (2a) Special Edition」。色や形の絶妙な配置が、透明デザインにさらなる魅力を付加してくれています。

カラーの物語とは、なんともグっとくる言い回し。Nothingのプロダクトはどれもデザインが特徴的ですが、この「Nothing Phone (2a) Special Edition」はそのなかでも特にユニークなものに位置づけられているみたい。

会場には他のNothingプロダクトもどどんと展示。それぞれのプロダクトを見ながらNothing美学に浸るのもオツな体験です。

何やら面白そうな「ご自由にお取りください」アイテムを発見。なんだろう、読み物かな?

おお、透明デザインのステッカー! めちゃカッコいい! こういう展開良いよ〜、もっとしていこう!

Nothingアパレルも展示されています。ブランドに通底しているデザイン哲学を、ステッカーなりアパレルなり、色んな部分で表現してほしいなぁ。

デザイナー・深澤直人さんが見る「AIとプロダクトの関係」って?

左から、深澤直人さん、カール・ペイCEO、黒住吉郎さん

イベントのプレオープンでは、Nothing CEOのカール・ペイさん、Nothing Japanのマネージングディレクター・黒住吉郎さん、そしてINFOBARや無印良品の製品など馴染あるプロダクトを多数手掛けてきたデザイナー・深澤直人さんらによるトークショーが開催されました。

30分のトークショーとは思えない超濃密なお話をしてくれたのですが、興味深かったのはやはりAIについて。「AIはプロダクトにどんな影響をおよぼすか」をテーマに、深澤さんが述べた言葉が印象的でした(以下、意訳)。

CUIの時代に、とても使いやすいGUIが登場した。でもあまりにも使いやすすぎてその変化に気付けなかった。AIも似たようなもので、ユーザーに見えない部分ですでにAIは活用されているけど、僕らは一部しか見えないから不安に感じてしまう。僕はAIを脳や人間のようなものとしてイメージしてるけど、AIを味方にして共に歩んでいくなら、AIがどんなかたちをしているのかを考えるのが必要だと思う。

さらに「AIがNothingのプロダクトやユーザーに対する体験をどのように変える?」とのテーマには、カールCEOは以下のように。

深澤さんが述べたAIに対する不安感はよくわかるよ、仕事を奪われるとかね。だから企業は透明性をもって、今何をしているかを皆に伝えていくべきだと思う。過去1,000年の人類史において、人間は道具=ツールを作ることでケイパビリティ(能力、組織としての強み)を向上させてきた。AIも同様にツールとして捉えるべきだろう。AIがユーザーを手伝う存在になることでユーザーはクリエイティブにフォーカスできるようになり、そうなるとアプリとは別のUI/UXを考える必要も出てくるはず。

他にも面白いお話があり、深澤さんの家に招かれたカールは家の壁のエアコンの穴や巾木の溝を見つけては「これはどういう意味が?」と、デザイン脳全開で交流していたとか。楽しそうだなぁ。

とはいえ、現状において深澤直人×Nothingなプロジェクトが動いているわけでないとのこと。でも、今回のトークショーのテンションを見る限り、実現しても全然おかしくないと思いましたよ。っていうか実現してほしい!

限定スマホの先行販売、やってます

最後に重要な情報をば。

今回のイベントでは「Nothing Phone (2a) Special Edition」の先行販売も行われます。100台限定&限定トートパッグがついてくるので欲しい人はお急ぎを(先着順、なくなり次第終了)。

「Nothing Phone (2a) Special Edition」の一般販売は2024年7月8日の10時、Nothingの公式サイトでスタート。ストレージ256GBモデルのみで、価格は5万5800円です。先行販売のものとスペックやデザインは変わりません。

イベントの開催場所は、東京都渋谷区神宮前6-14-2。7月6日〜7日の土日のみ開催で、入場無料です。Nothingプロダクトを一望できるだけでもテンションあがるので、都内に立ち寄る機会があればぜひ。