スマート天体望遠鏡を展開するUnistellarが、新製品となるAR双眼鏡の「Envision」を発表しました。

AR双眼鏡で何ができる?

ハイキングで双眼鏡を手にとれば、遠くに見えるランドマークや稜線。夜空を見上げれば星。星座や周辺地理に詳しい人はいいでしょうけど、見ながら「で、あれなんだっけ?」となるのはあるある。

もしAR双眼鏡があれば、双眼鏡越しに景色の解説を表示。建物の名前や山の高さなど、すぐわかりますよ。

また、複数人で使うことを想定して、1人がみた景色をロックオンし、次の人が見るときにターゲットに誘導する機能も搭載。

スマホと連携

AR双眼鏡Envisionは、スマホと連携させることで、GPSとUnistellarのデータセンターへアクセス可能。双眼鏡に搭載された慣性計測装置(IMU)で、ユーザーの状況や角度を検出。それらを総合して、双眼鏡のミニディスプレイにAR解説を表示します。

また、電波の届かない山奥へハイキングへいくことを考慮し、双眼鏡にローカル情報を事前にダウンロードしておくことも可能。

データベースには、100件を超える星や星雲の情報、100万件を超える地球の山や谷、建物の情報がはいっています。

バッテリーもちは5時間ほどですが、バッテリーが切れたあとは通常の双眼鏡として使えます。

割高感は否めない

現在、Kickstarterでプロジェクト進行中。プロジェクト終了後、製品化された場合は800ドルほどで販売予定。双眼鏡の値段はピンキリですが、10万超えはかなり高額です。

Unistellarの製品は高額なものが多いですが、んー、やっぱり解説付きとはいえ、割高感はありますね…。知識の価値です。