重賞初制覇を目指すレッドラディエンス(今年5月撮影、ユーザー提供:zatsumuさん)

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 今週こそは福島で重賞初制覇なるか。名門・友道康夫厩舎が七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)にレッドラディエンス(牡5)とダンテスヴュー(牡5)の良血2頭出しで挑む。

 友道厩舎はこれまでにJRA重賞を66勝している。しかし、福島に限れば延べ17頭が挑みながら、20年の七夕賞のブラヴァス、22年の七夕賞のヒートオンビートで2回ある2着が最高着順。先週のラジオNIKKEI賞ではジュンゴールドが8着、サトノシュトラーセが9着に終わっている。

 七夕賞にも2頭出しで挑む。レッドラディエンスは父がディープインパクト、母のペルフォルマーダがアルゼンチンオークス3着馬という血統馬。目下8戦続けて連対中で、オープン初挑戦となった前走のメトロポリタンSでも2着に健闘した。今回は久々の小回りがカギとなるが、能力的には十分に通用する。一方のダンテスヴューは半兄のヨーホーレイク、ボレアス、カミノタサハラが重賞を制している。昨夏にオープンに昇級後は物足りないレースが続いていたが、前走の福島民報杯では0秒3差の7着と見せ場をつくった。軽ハンデを味方に、さらに前進といきたい。

 友道厩舎はこれまでにJRA全10場のうち、7場で重賞を制している。ここを勝てば、全場制覇に向けて函館と小倉を残すのみとなる。今週こそはみちのくで凱歌をあげたい。