「また大きな一歩」右肩痛の千賀滉大、実戦復帰へ! 1Aで2〜3イニング登板予定 メッツ指揮官「40球まで投げるだろう」

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右肩痛の千賀が実戦復帰へ。1Aで2〜3イニング登板予定だ(C)Getty Images

 右肩痛で60日間の負傷者リスト(IL)入りをしているメッツの千賀滉大の実戦復帰が決まったと、現地のスポーツ専門テレビ局『SNY』などが報じた。

 同メディアによると、「コウダイ・センガが、2024年のシーズン・デビューに向け、負傷者リスト(IL)入りからの復帰でまた大きな一歩を踏み出した」と伝えている。

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 さらに「メッツのエースであるコウダイ・センガは、水曜日(日本時間7月4日)に(傘下1A)ブルックリン・サイクロンズ(ハイAP)で初のリハビリ登板を行うと、メッツのカルロス・メンドーサ監督が月曜日(日本時間7月2日)にワシントンで発表した」と伝えた。メンドーサ監督は「2〜3イニングで、彼は40球まで投げるだろう」とコメントしている。

 また、メンドーサ監督は、千賀がリハビリのためにマイナーで割り当てられた1か月をフルに必要とするかどうか尋ねられると、「様子を見る」と答えたという。その上で「一番大事なのは、彼を健康な状態に保つことだ」とし、登板するごとにその後の状態を見ることになると説明している。

 千賀は中5日でリハビリ登板を重ねる予定で、メジャー復帰の時期に関しては「7月中旬のMLBオールスターブレイク後になりそうだ」と、同メディアは伝えている。

 千賀は今季のキャンプ序盤で右肩の違和感を訴えて負傷者リスト(IL)入りし、4月29日には故障後に初めて打者を相手に投げ込んだが、上腕の張りで5月19日に予定されていたブルペンでの投球練習を回避していた。

 その後は右の上腕三頭筋に炎症が見つかったことでリハビリは一時中断し、炎症を抑えるコルチゾン注射を受けると、5月28日からはキャッチボールを再開していた。6月23日には、打者を相手に投球練習(ライブBP)を行っている。

 千賀は昨季、メジャー1年目で12勝7敗、防御率2.98の好成績を収めた。ここにきて、ようやく2年目のシーズンへ向けての光が見え始めてきている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]