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私はレイ。会社の同僚として知り合った彼氏のスバルは、もともと押しが強いタイプでした。ぐいぐいとリードしてくれるスバルのことを男らしいと思っていました。昔から優柔不断で自分の意見をあまり言えない私は、自分とは正反対の性格のスバルに気付いたら惹かれていました。



私の両親は他界しており、天涯孤独でした。スバルにプロポーズされたときは「もう1人ぼっちじゃないんだ」と、喜びでいっぱいでした。「嬉しくて泣きそう」と言う私でしたが、これが地獄のはじまりだったのです……。



念願の妊娠。スバルの希望で私は専業主婦になりました。幸せいっぱいの毎日が訪れるかと思いきや……なんと、私の妊娠を機にスバルのモラハラ気質が露呈しはじめたのです。最初に驚いたのは、私が重いつわりに苦しんでいるときでした。



結婚してからわかりましたが、スバルはややモラハラ気味……。その傾向は、私が妊娠してからより一層色濃く出始めました。妊娠中に私が体調の悪さを訴えても、まったく気にかけてくれません。それどころか私に対して暴言を吐くようになってしまったのです。どうしたらいいかわかりません。



もちろんスバルの態度が冷たかったのは、つわりのときだけではありません。お腹がかなり大きくなり、完全に妊婦の見た目になってもスバルの態度が戻ることはありませんでした。「どうしてこんなことを言われなければいけないんだろう」と悔しい気持ちが頭の中でぐるぐる回ります。



「ぐいぐいリードしてくれるところが男らしくてステキ」と思って結婚したスバル。

しかし私が妊娠してからは、「男らしい性格」が悪い方向に向かってしまい、典型的なモラハラ夫になってしまいました。

言い返したいのはやまやまなのですが、「もし今以上に暴言を吐かれることになったら……」と考えると何も言えなくなってしまいます。しかし実際に赤ちゃんが生まれたら、スバルも変わってくれるかもしれません。というか、今はそう信じることしかできないのです。

【第2話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・まゆか! 編集・横内みか