星野リゾートは6月20日、「星野リゾート 1955 東京ベイ」(千葉県浦安市)を開業した。東京ディズニーリゾートから近く、テーマパーク旅に便利なホテルのテーマは「OLDIES GOODIES」。古き良きアメリカの時代にタイムスリップしたかのような非日常空間を、一足先に体験してきた。

ホテルのエントランス前には、1950年代のスポーツカーが特別にお出迎え。ナンバープレートも“1955”と、遊び心があふれている。

○“テーマパーク旅”のサポートが充実

JR京葉線「新浦安駅」からバスで10分ほどの場所に開業した「星野リゾート 1955 東京ベイ」。テーマパーク、博物館・動物園など、レジャー施設が多く立地しているエリアだからこそのサービスが充実している。

例えばロビー右手にある、チェックインカウンター。セルフチェックイン用に15台のタブレット端末が用意されているほか、午前5時から対応しているプリチェックイン手続きを済ませておけば、ルームキーの受け取りのみで部屋に向かうことも可能だ。

全自動のチェックインカウンター。アメリカンでお洒落なデザインに気分も高まる。

また、ホテルと東京ディズニーリゾート間で、予約不要のシャトルバスを運行。20時から21時台は東京ディズニーリゾートからホテルまでの便が最短5分間隔で運行しており、疲れ切った体で送迎バスを待つ心配もない。

2Fエレベーターホールに設置されたルームキー返却ポスト。チェックアウトの際は、このポストにルームキーを返却するのみでいい。

○自由に過ごせる『パブリックスペース』でチェックイン前後も快適に

2nd Room入口

そしてこのホテルの最大の魅力が、2Fにある「2nd Room」だろう。プリチェックインからチェックアウト後の午後3時まで利用できるパブリックスペースだ。

青いソファはヴィンテージ家具

1955年のヴィンテージ家具をところどころに散りばめた「2nd Room」には、カフェテリアのようなスペースや、カーテンを引いて半個室にできるブース、靴を脱いでくつろげるスペースなど、様々なタイプのブースが用意されている。テーマパークで遊ぶ前の作戦会議をしたり、遠方からの到着時に休憩したりと、活用の仕方も自由自在だ。

古き良きアメリカの雰囲気がいたるところに

○24時間営業の「Food & Drink Station」

2nd Room奥のFood & Drink Stationではお土産にもなるマグネットや、ルームキーのデザインにもなっているステッカーを販売

さらに、24時間営業の「Food & Drink Station」も完備。夜遅く帰ってきた場合でも、飲み物や軽食を購入出来る。購入品は部屋だけでなく2nd Rooom内でも飲食可能で、周辺のコンビニにおける品切れや飲食店での混雑といったストレスから解放される。

○カフェテリアは23時まで利用可能、レストランでは早朝でも出来立ての味を

ホテル内のカフェテリアは23時まで営業しており、お酒のおつまみにもなる8種のデリや、空腹時にもがっつり食べられる一品料理が充実。レストランは朝6時からの営業で、朝早くにテーマパークへ向かう前の腹ごしらえも完璧だ。

レストランとカフェテリアもアメリカンダイナーのような内装

レストランでは和洋のビュッフェが楽しめるほか、ライブキッチンで出来立ての料理が楽しめる。例えば、アメリカの定番料理であるルーベンサンドは、鉄板でカリッとトーストしたパンの間に、胡椒のきいたパストラミビーフととろけるチーズ、キャベツを挟んだホットサンド。目の前で焼いてくれる分、おいしさもひとしおだ。

レストラン名物のルーベンサンド。目の間の鉄板でトーストし、提供してくれる。

ロビーに設置されたビッグボードは写真スポットにおすすめ。左から朝、夕暮れ時、夜とホテルの外装をイメージし、ルームキーのデザインにもなっている

○部屋は全638室で23タイプ、千葉の海を眺めながら優雅な滞在を

今回見学した部屋は3タイプ。まずは「ゴロゴロ寝台付 スーペリア」。2台のベッドの奥に「ゴロゴロ寝台」という名の通り、寝転がって友人や家族と団らんできるスペースがあるのが特徴だ。就寝時にはベッドとしても機能するので、最大4人まで宿泊できる。

ゴロゴロ寝台付 スーペリア

「ゴロゴロ寝台付 デラックスコーナー」は、最大6名が宿泊可能。テラス付きの部屋からは、千葉の海を一望できる。中央にある2段ベッドの下部分がゴロゴロ寝台となっており、その両脇にシングルベッドを配している。ベッドは宿泊者が寝たまま海を眺められるよう、通常より高めにあつらえているそうだ。

ゴロゴロ寝台付 デラックスコーナー

ゴロゴロ寝台付 デラックスコーナーの窓から見える海の景色。この日は天気も良く、地中海を思わせるような視界に非日常感を味わえる

スーペリアファミリーは最大4名の宿泊ができ、ファミリー層におすすめの部屋。2段ベッドの奥にソファを設置しているので、ベッドで子どもを寝かせた後、お酒を片手に大人だけの時間を楽しむことができる。

スーペリアファミリー

2段ベッドの後ろのソファスペース

3Fから18Fが客室フロアで、全室靴を脱いで滞在できる。また、18Fには2部屋のみのスイートルームもあり、公式サイトから予約が行えるそうだ。

新しく開業した「星野リゾート 1955 東京ベイ」。オールドアメリカンな空間演出はもちろんのこと、テーマパークの旅行者に寄り添ったサービスが充実したホテルだった。舞浜・新浦安エリアのに滞在時には、ぜひ選択肢の一つに入れてみてほしい。

星野リゾート 1955 東京ベイ

住所:〒279-0013 千葉県浦安市日の出7丁目2-3

チェックイン:15:00/チェックアウト:11:00

設備:2nd Room(フリースペース、Food & Drink Station)、レストラン(Cafeteria、Restaurant)、ロッカー(無料)、ランドリー、コンビニエンスストア

宿泊料金:1泊9,000円〜(2名1室利用時1名あたり、税込、食事なし)

アクセス:JR京葉線「新浦安駅」からバスで約10分(無料シャトルバスあり、予約不要)、東京ディズニーリゾート(R)から無料シャトルバスで約30分(予約不要)