AZで評価を高めてきた菅原 photo/Getty Images

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今夏の移籍市場で人気を集めている日本人選手の1人に、オランダ・AZでプレイする菅原由勢が挙げられる。

エールディヴィジで通算135試合をこなしてきた菅原は、12ゴール21アシストを記録する攻撃性が魅力だ。エールディヴィジでの豊富な経験に加えて23歳と若く、最近もセリエA王者のインテル、ドイツのヴォルフスブルク、イングランドのブライトン、エヴァートンといったクラブからの関心が噂されている。

英『Football Fancast』も菅原の実力を高く評価しており、イングランドならばエヴァートンにピッタリの選手と取り上げる。

エヴァートンの右サイドバックといえば、長年シェイマス・コールマンがクラブのレジェンドとして担当してきたエリアだ。エヴァートンでの通算試合数は422を数え、サポーターからの人気も高い。

しかし、若い頃は攻撃性に定評があったコールマンも35歳と大ベテランだ。今季も膝の怪我で前半戦を棒に振り、リーグ戦12試合の出場のみに留まった。エヴァートンはコールマンに代わる攻撃的な右サイドバックを欲しているのだ。そのターゲットとして同メディアは菅原を猛プッシュする。

「エヴァートンの右サイドバックの現状を考えれば、クラブが菅原の獲得を目指すのは当然のことだ。菅原のポテンシャルならば、来季はストライカーのドミニク・カルバート・ルーウィンがもっと得点数を増やせるはずだ。菅原はサイドバックの選手ではあるが、攻撃面の成績が印象的だ。AZでも無数のチャンスを作り出している」

カルバート・ルーウィンは怪我に悩まされているものの、空中戦にも強いセンターフォワードだ。確かに菅原が右サイドからチャンスボールを供給できれば、カルバート・ルーウィンの得点数を伸ばせるかもしれない。エヴァートンのスタイルに菅原が合うかはまた別の話だが、菅原はコールマンの後継者候補にプッシュされるほど人気を伸ばしている。