ウィンドウズの常時スクショ保存機能「リコール」はデフォルトはオフに
鳴り物入りの新機能のはずが…。
いよいよ今月は、新たなWindows 11搭載AIパソコンCopilot+シリーズの発売ですね。そのなかで、もっとも気になっているのはRecall(リコール)という、あらゆるパソコン操作や閲覧履歴をスクショしまくって、後から振り返れる機能という方も多いはず。しかしながら、発売前から二転三転している模様です!
デフォルトでオフに変更?
便利になるのはいいことです。だけど、そんなにすべてパソコンでの画面を保存しまくって大丈夫? もしほかの人が見てしまったら? マルウェアとか仕かけられて、赤裸々に流出させられたら、どうなるの?
発表直後から、期待と同時にセキュリティ上の数々の懸念も表明されてきました。当のMicrosoft(マイクロソフト)も、その対応に追われていたようです。そして、このほどWindowsデバイス部門のPavan Davuluri副社長は、セットアップ時にユーザーが「希望する」と選択しない限り、新機能のリコールはデフォルトでオフ設定となることを明かしました。オプトイン方式が採用されるみたいですね。
安全に使用できることは強調
AIパソコンって、安全に使用できるの? そこに疑問符がついたわけではないことを、Microsoftは強調しています。たとえば、リコールで保存されたスクショが見れるのは、Windows Helloの強化されたサインインセキュリティ(Enhanced Sign-in Security)で、きちんとユーザー認証できている場合のみ。
指紋認証や顔認証、PINを使うなどして安全が確保されなければ、だれも勝手には使用履歴の全容なんてチェックできません。そのため安全であるとアピールしています。
とはいえ、どこかに抜け道や抜け穴を見出そうとする悪意ある人物は必ず現れるはず。それをもってしても、本当に大丈夫なのか、もっともユーザーにとっては気になる点でしょう。なにはともあれ、発売後にガシガシと新機能を試したレポートなど、まもなく出てくるのも楽しみです〜。
Source: Microsoft