歴史上最高の「代表チームのユニフォーム」ベスト10!“1回しか使われなかった幻のサード”も
サッカーでは大きなトーナメントが行われるたびにユニフォームも新しいモデルが発表され、そのデザインが常に注目を浴びることになる。
今回は『GiveMeSport』から「これまでの歴史上最も素晴らしかった代表チームのユニフォームTOP10」をご紹介する。
10位:イングランド サード
England 1990 Third by Umbro 🏴
Is this the greatest England shirt ever?
😍 pic.twitter.com/SInAAf2ok2
— Classic Football Shirts (@classicshirts) June 13, 2021
発表年度:1990年
サプライヤー:Umbro
ほとんど着用されることがないサードキット。1991年に1回だけ使われたイングランドのユニフォームは、ユニークさ故に同国の最高のものとして際立っており、多くの人が記憶している。
1991年にアウェイのトルコ戦だけで使われ、デニス・ワイズのゴールで1-0と勝利したユニフォーム。EURO1992本大会でも見られなかった貴重なものだ。
9位:アルゼンチン ホーム
発表年度:1986年
サプライヤー:le coq sportif
1986年のワールドカップは史上最も物議を醸したトーナメントの一つだ。アルゼンチンが世界チャンピオンになれたワケはディエゴ・マラドーナの素晴らしいパフォーマンスによるものだが、その中には「神の手」ゴールも含まれている。
準決勝で伝説的な5人抜きゴールと神の手によってイングランドに勝利したアルゼンチンは、決勝で西ドイツを3-2で撃破し、優勝を果たしている。
8位:イングランド ホーム
発表年度:1996年
サプライヤー:Umbro
「フットボールが家に戻ってくる」とイングランドのファンが歌った1996年のEURO。1966年のワールドカップ以来となる“母国”での大型トーナメント開催であった。
イングランドの歴史上最も偉大なMFの一人であるポール・ガスコインが素晴らしい活躍を見えたこの大会、クラシックな装いのホームキットはあらゆる愛国的な男女に愛されることになった。
7位:フランス ホーム
発表年度:1998年
サプライヤー:adidas
おとぎ話は現実になるということを信じられるほど、1998年ワールドカップにおける開催国フランスのパフォーマンスは素晴らしいものだった。
1938年以来の大会開催となったフランスは鮮やかな青に白と赤の縁取りが加えられたトリコロールのデザインを採用し、ジネディーヌ・ジダンの活躍もあって優勝を果たした。
6位:ノルウェー アウェイ
発表年度:2020年
サプライヤー:Nike
このリストの国々からすれば、ノルウェーはメディアで取り上げられるほどの強豪ではない。特にこのところはマルティン・ウーデゴールやアーリング・ハーランドを擁しながら期待外れの成績を残している。
ただ、2022年ワールドカップの予選に向けたアウェイユニフォームは、ノルウェーの寒冷な気候を象徴するようなデザインであり、美しいものだった。
5位:ナイジェリア ホーム
発表年度:2018年
サプライヤー:Nike
2018年のワールドカップに向けては、開催国ロシアに関する政治的な問題や賄賂の疑惑が注目を集めた。そしてその一方、ユニフォームではナイジェリアが話題を一気にさらっていった。
エネルギッシュな文化と情熱を表現したNikeのユニフォームは、これまで多くの個性的なデザインを作ってきたナイジェリアの歴史の中でもトップクラスのもの。
4位:メキシコ ホーム
発表年度:1998年
サプライヤー:ABA Sport
メキシコ代表も世界中のファンがインスピレーションを求める国の一つ。素晴らしいユニフォームを作ることが多く、その中でも1998年のデザインは注目を浴びた。
ユニフォームの前面には国を象徴するシンボルが書かれており、スペインに支配される前の国のルーツを表していた。チームはベスト16で敗退したが、ユニフォームでは少なくともベスト3には入っていた。
3位:デンマーク ホーム
発表年度:1986年
サプライヤー:Hummel
1986年のワールドカップにおけるデンマーク代表のパフォーマンスは特に感動的ではなかった。ベスト16まで進出したが、スペイン代表に1-5と屈辱的な敗北を喫した。
ただその彼らが纏ったユニフォームは美しいデザインだった。赤白と白赤のピンストライプがアシンメトリーに配置され、袖にはHummelを象徴するシェブロンラインが入れられている。あの時代にはこれがとても型破りなものだった。
2位:西ドイツ ホーム
発表年度:1988年
サプライヤー:adidas
ドイツが統一されるまで、西ドイツは東ドイツに比べて常にサッカーでは上の存在だった。両地域の生活水準の差を象徴していた。
1986年のワールドカップで準優勝した西ドイツは、2年後のEUROでタイトルを狙っていたが、準決勝でオランダに敗れた。しかしドイツ国旗が刻まれた白いユニフォームはシンプルながらとても魅力的で、この後も同じようなリメイクが繰り返されるようになった。
2034年まで契約延長!「NIKE×フランス代表」最高ユニフォームTOP3
1位:オランダ ホーム
発表年度:1988年
サプライヤー:adidas
最後に1988年のオランダ代表によるホームユニフォームは、史上最高のキットの一つとして今も評価されている。決勝戦でソビエト連邦を2-0で破ってEUROを制覇したこともその理由の一つだ。
そして、その優勝をもたらしたマルコ・ファン・バステンによる素晴らしいゴールも印象的であり、このユニフォームの実物は7万円以上の価値を持っている。