今夏の去就が注目されている菅原。(C)Getty Images

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 日本代表の菅原由勢は、AZとの契約が2025年までとなっている。残り1年となるだけに、去就が注目される夏となるのは周知のとおりだ。

 プレミアリーグのクラブやインテルからの関心が噂になっている菅原だが、ローマも興味を示しているという。『AsRomaLive』は5月28日、クラブが菅原の情報照会を行ったと報じている。

 ローマはリーズからレンタル中のラスムス・クリステンセンを買い取らない方針。また、菅原同様に契約が残り1年となるリック・カルスドルプを今夏で手放す意向だ。メフメト・ゼキ・チェリクは残留の可能性もあるが、ダニエレ・デ・ロッシ監督が考える序列は高くないと言われる。そのため、右サイドの強化が必須だ。

 そこで名前があがったのが日本代表DF。AsRomaLiveは、ブライトン、エバートン、ヴォルフスブルクも関心を寄せているとしつつ、「価格も600〜700万ユーロ(約9億3000万〜10億9000万)を超えないと見られ、スガワラはローマが好むプロフィールのトップ5に入っている」と報じた。
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 前述のように、菅原は以前からインテル移籍の噂も後を絶たない。だが、インテルは先日、クラブのオーナーが蘇寧グループからアメリカの投資会社オークツリーに変わっている。

 オークツリー体制になっても、インテル技術部門の人事や強化方針に変更はないと言われている。だが、組織の移行で一定期間の“空白”が生じるのは避けられない。AsRomaLiveは、ローマがその隙を生かせると伝えた。

 シーズン途中にジョゼ・モウリーニョ前監督を解任し、レジェンドのデ・ロッシを招聘したローマは、セリエAを6位でフィニッシュ。チャンピオンズリーグ出場権獲得には至らなかったが、ヨーロッパリーグに出場する。デ・ロッシ体制で開幕から臨む来季は、さらなる躍進を目指すシーズンだ。

 そのローマで、中田英寿氏以来となる2人目の日本人選手が誕生することはあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部