最近は物価高もあり、なるべく節約したいところ。ここでは、50代の夫婦ふたりで暮らし、栄養士として病院や施設で働いた経験をもつミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、ストレスをためずにやっている節約方法をご紹介します。どれも無理せず、すぐ真似できる方法です。

1:おやつや嗜好品を買いだめしない

スイーツが大好きな私。あればあるだけ食べてしまうため、買いおきしないことで節約しています。買うときは「一度に食べる量だけ」と決めています。

【写真】フリマサイトで購入した無印良品の服とワイヤレスマイク

たとえばその日の夕食後に食べる「プリン1個」「果物1パック」というふうに。2個も3個も買ったら、つい夜中とか仕事の合間に食べてしまうので…。

家の中に食べ物があるから気になるわけで、わざわざ出かけて買ってくるなら、我慢するほうを選びます。誘惑には勝てないことを前提として「家の中に余分な食べ物を置かない」というのが最大のコツです。ダイエット&節約になる方法でした。

2:外で飲み物や食べ物を買わない

常にペットボトルに水を入れて持ち歩き、自販機や売店で飲み物を買うことがなくなりました。喉が渇いたからとコンビニやカフェに立ち寄らなくなる効果もあります。

また、外でお腹がすいてなにかを買うこともよほどじゃなければありません。食事をしてから出かけて、いつもバッグにアメを入れているので、それがあれば大抵は大丈夫です。家にいれば、食事も飲み物も安くすみます。

外出先での食事やコンビニで手に入るものは、便利でもありますが割高です。割高な買物をしないために、事前に準備することは大切だと思っています。

もちろんカフェやレストランに行くこと自体が目的の場合は違いますが、その場合は行き当たりばったりではなく、お店やメニューを厳選して楽しんでいます。

3:野菜が高いときは冷凍野菜で安くすませる

野菜が高いときは生の野菜にこだわらず、冷凍のホウレンソウやブロッコリー、インゲンを積極的に使うようにしています。最近はニンジンやピーマンなど普段使いの野菜も高いので、冷凍野菜で代用しています。冷凍野菜は価格が安定しているのでいつも安心して買えるのがよいところ。

また、冷凍野菜は急速冷凍しているのでビタミンなど栄養の損失が少ないといわれています。栄養補給の面からみても心強いですね。

4:ネット銀行の利用で手数料ゼロ円に。タイパもよくて満足

銀行はネット銀行を使用しています。ネット銀行のメリットは、なんといってもATM使用料や振込手数料が一定の回数分無料になること。

無料回数は使用金額など条件で変わりますが、私の場合は月5回振込&ATM使用料が無料になるので、全部無料ですませています。

そのほかにも手軽さもポイント。家のパソコンやスマホからパパっと振込などすませられるのが便利。もうATMの列に並んで待つこともありません。コスパ(コストパフォーマンス)もタイパ(タイムパフォーマンス)もよいので、おすすめします。

5:ネットの買い物は必ず比較し、中古も検討

買い物をする際は、複数のサイトを比較して安いところから買うようにしています。まずはAmazon、楽天、ヤフーショッピングなど大手をチェック。さらにフリマサイトも見て中古も検討し、問題なければ中古を積極的に買います。

私は新品にこだわらないタイプ。電化製品なら正常に動作して、ある程度キレイであれば中古でOKだと思っています。服や家具、なんでもそうですが、「新品」にこだわらないだけで、かなりお得な買い物ができると思っています。

ただ電化製品など機械類は、保証がないと不良品を買ってしまったときのリスクが大きいため、個人ではなく店が運営していて、きちんと保証がついていて返品対応などしてくれるところから商品を買うようにしています。

同様に、商品購入だけでなく、たとえば引越しなどサービスを使う際にも、複数の業者に見積もりを出してもらうことで、手間はかかるけれどもやはり節約になるものです。

このような工夫を日常的にしています。老後のためにも必要な部分にはお金をかけて、不要な部分は節約したいもの。日々の節約のヒントになれば幸いです。