「誰も注意できない」中条きよし議員“違法貸し付け”疑惑 政治生命はおろか「タレント生命もアウト」

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日本維新の会の中条きよし参院議員にまたまた逆風が吹き荒れている――。

5月2日配信の『NEWSポストセブン』で、中条氏が知人に1000万円を貸し付けた際に違法となる金利年60%の契約を結んでいたと報じた。ほかにも同金額、同金利で貸し付けていた証言があるという。

1日には公開が義務付けられている資産報告書で、貸付金を「なし」から「1000万円」に訂正していた。

中条氏は疑惑について

弁護士に話しています」

と答えているが、ネット上では

《ヤミ金よりヤバイ》

《事実ならアウト》

との声が殺到。中条氏の初当選時(‘22年)に代表だった松井一郎氏はXで「事実ならば…」と前置きした上で

《当時代表は僕、国会議員になる前のお付き合いの中で金銭貸し借りだと想像するが違法金利はダメ、事実であれば中条さん、潔く辞職すべき》

と辞任要求した。

中条氏と言えば、初当選後の参院文教科学委員会で自身の新曲をPRしたり、年金未納問題で世間を騒がせてきた。後者ではのちに自身のユーチューブチャンネルで

「年金事務所から『年金が払われてないので払ってください』という督促の電話がきた。それに対して僕が『もらう気がないから払わない』と。そういう記事が最初に出ていた。全くの100%うそ」

と否定していたが……。

「理由はどうあれ年金未納だったのは事実。中条さんはユーチューブ動画をマメに更新していますが、再生回数は総じて1000回前後と寂しい限り。自身の主張は閑古鳥が鳴いているユーチューブではなく、国会でするべきでしょう」(スポーツ紙記者)

違法貸し付け疑惑について中条氏はゴールデンウィーク明けにも何らかの対応を取るとみられるが、度重なるスキャンダルで政治家としてはレッドカードだろう。テレビの世界に戻って来たとしても、これまで通り活動することは難しい。

もともと失言・暴言グセがあり、‘19年8月のフジテレビ系『バイキング』では“あおり運転”した男性ついて

「乗ってるやつはさ、脳ミソねぇんじゃないの」

と発言。‘20年1月放送では東出昌大と唐田えりかの不倫報道について

「1回だけならOK」

「(唐田は)純情派女優って書かれているけど、やりたい放題の女優」

とぶっ放した。なお、中条氏は4回離婚している。

「当時は『バイキング』が賭けに出て中条さんを起用した。それが結果的に話題となったが、今は怖くて使えませんよ。加えて違法貸し付け疑惑が事実ならば完全アウト。コンプライアンス上、起用することは不可能ですよ」(テレビ局関係者)

政治生命はおろか、タレント生命も風前のともしびだ。

「中条さんはテレビで見たまんまのキャラ。周囲に注意できる人はいません。『中条マダム』と呼ばれる熱烈な支持者はいますが、それも今回の報道で減ってしまうのではないか」(音楽関係者)

違法貸し付け疑惑と併せて、4月に参加したカラオケ大会では、歌を披露する代わりに客席から1万円のおひねりを要求したと報じられている。こちらの違法性はないが、カネに執着する中条氏を表すエピソードと言える。

参院議員の任期は6年で、3年ごとに半数が改選される。どのように身を処すか見ものだ――。