【安政2年創業の老舗】がレシピ大公開!焼いてほぐして調味してなじませる…「サケフレーク」に挑戦♪

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サケフレークは瓶詰で売られていて比較的手に入れやすいので、あえて自分で作ろうなんて考えたこともありませんでした。でも安政2年創業の老舗、加島屋さんがその秘伝の技を教えてくれるというなら、話は別です。まさかとは思いましたがNHKのあさイチで紹介していましたので、どんな味わいになるのかとワクワクしながら作ってみました!

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【安政2年創業の老舗】の「サケフレーク」の材料と作り方

【材料】※ 2人分
・甘塩ギンザケ切り身…2切れ
・サラダ油…適量
・白だし…小さじ1
・酒…小さじ1/4



サケはペーパータオルで水気を拭きとっておきます。

【作り方】※調理時間:20分
1.フライパンにサラダ油を薄くのばして弱火にかけ、サケを焼きます。



2.焼き色がついたら裏返し、両面焼きます。



3.フライ返しと菜箸でサケを立てて押さえながら、皮を1分ほど焼きます。



4.焼いたサケをバットに移し、手で触れられるようになるまで冷まします。





5.皮をはずし、身をほぐしながら骨を取り除きます。


※サケは小骨の多い魚なので、丁寧に取りましょう。

6.白だしと酒を加え、皮の脂も指先できれいに取って加えます。


※皮の脂には旨味があるため、捨てないようにしましょう。

7.よく混ぜて1分ほど味をなじませたら、器に盛りつけて出来上がりです。色味が欲しかったので青じそと青ねぎ(ともに分量外)を飾りました。



どんな特別なサケを使うのかと思っていたら、普通に手に入る甘塩ギンザケでしたので気軽に作ったのですが、出来上がりのクオリティにびっくりでした。白だしと酒を加えてあるので全体がしっとりしているのはもちろんですが、サケの持つ旨味に白だしの旨味が加わってとんでもなく旨味の強いサケフレークになりました。しかもとても上品な口当たりで、ご飯はもちろんのこと、日本酒にもよく合う一品が出来上がりました。こんなわずかの手間でこの味になるなんて、最高です。

このレシピを教えてくれた新潟の加島屋さんは安政2年(1855年)創業の老舗で、ここで作っている「さけ茶漬」や「いくら醬油漬」は百貨店で見かけることの多い瓶詰でした。安政2年というと現代人はあまりピンとこないと思いますが、江戸幕府の第13代将軍である徳川家定の治世で、あの有名な黒船来航の2年後が創業とは、確かに老舗ですよね。

加島屋さんではカナダ産のキングサーモンを使用しているとのことですが、キングサーモンもギンザケも市販の塩鮭やサケフレークとしてよく使われるサケです。塩鮭は塩が強いものもありますので、おいしく仕上げるにはやはり甘塩のものがおススメです。小骨は苦手という人もいるとは思いますが、丁寧に取り除くことで食べやすく舌触りのよいサケフレークが出来上がりますので、ぜひ作ってみてください!

※アルコールの含まれるレシピの為、未成年に供出しないようご注意ください。