アドビは4月10日、コンテンツ制作のワークフローを効率化できるコラボレーションプラットフォーム「Frame.io V4(Beta版)」を発表した。

同日よりFrame.io無料版とPro版のユーザー向けにベータ版として提供を開始し、Web版、iOS版、iPadOS版が2024年内中に段階的にリリースされる。また、チーム版およびエンタープライズ版ユーザー向けについても年中に提供開始を予定しているという。

アドビ、「Frame.io V4(Beta版)」を発表

○Frame.io V4(Beta版)の概要

Frame.io V4(Beta版)は、ダイナミックなメタデータフレームワークとCollectionsと呼ばれるスマートフォルダシステムを基盤に、新しいワークフロー管理機能を提供するクラウドベースのプラットフォーム。

ファイル転送、メディアアセットのレビューと承認、共有、プレゼンテーション機能を刷新し、クリエイティブプロジェクトのニーズに応える直感的なプラットフォームを提供する。

新機能により直感的なプラットフォームを提供。フィードバックを一元化し、修正作業の回数を減らすことで、メディアアセットの共有を迅速化し、パーソナライズされたコンテンツを共有するクリエイティブチームの複雑なニーズを満たすよう設計されているとしている。

同サービスでは、ビデオコンテンツ制作に関する全ステップをサポートし、ワークフロー管理からクリエイティブのレビュー、承認、共有、プレゼンテーションまでチームを支援する。

さらに映像にとどまらず、キャスティングやロケーションハンティング、映像レビューなどのポストプロダクションワークフローもサポートし、画像、デザイン、PDFファイルなどのクリエイティブコンテンツのワークフローにも対応する。

Adobe PhotoshopおよびAdobe Workfrontとの統合により、企業のコンテンツサプライチェーン全体のコラボレーションがさらに合理化される。また、Frame.ioはAdobe GenStudioの一部として、Adobe ExpressとAdobe Firefly Servicesと組み合わせることで大規模なコンテンツ制作が可能になるという。