【山口天気 夕刊4/3】今夜にかけて土砂災害や河川増水等に注意 あす4日(木)は雲残りやすく北風ヒンヤリ
低気圧や前線の接近に伴い、きょう3日(水)の県内は夜明け前から活発な雨雲が次々に流れ込み、度々雷を伴う激しい雨となりました。降り始めからの雨量が多い所で100ミリを超えていて、大雨注意報や洪水注意報が出ている所もあります。地盤の緩みや、川の増水など、今夜にかけて十分注意をお願いします。
雨を降らせた低気圧や前線は、あす4日(木)になると次第に県内から離れていく見込みです。
あす4日(木)は、未明頃までに雨はほぼ止んで、日中は、瀬戸内側中心に雲の隙間も広がって、日が差す所もありそうです。日本海側は、海からの湿った北風が吹き付けやすく、雲が取れにくい天気が続きますが、大きな崩れはなさそうですので、大雨を耐え抜いたサクラの花の様子を、ぜひ確認して頂きたいと思います。
北風が吹きやすいため、日中の気温の上昇は日本海側ほど鈍く、夜にかけては、朝よりも冷え込んでくる所もある見込みです。軽い上着などは羽織って、ヒンヤリ空気をしのいでいきましょう。
金曜日は、日本海に進む高気圧に覆われ、晴れ間が多くなる見込み。しかし週末は南に横たわる前線がじわじわ北上の気配で、前線上の低気圧が九州の南を進む日曜日は、雨雲が県内まで広がってくるかも、という状況です。
雨雲の広がり具合の予測は、まだ幅があるところで、日曜日も大きくは崩れない可能性もありますが、現段階では、出来れば、お花見は日曜日よりは土曜日で、もっと良いのが金曜日、と心得て頂ければ、と思います。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)