ブラウンスネークの死骸。豪シドニーで(2012年9月25日撮影、資料写真)。(c)WILLIAM WEST / AFP

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【AFP=時事】オーストラリア北東部クイーンズランド(Queensland)州の保育所で、男性が駆除しようとしたヘビにかまれて死亡した。現地メディアと救急当局が20日、明らかにした。

 救急当局によれば、救急隊が19日午後に現場に到着した時、男性は重体だった。男性は搬送先のタウンズビル(Townsville)の病院で死亡した。

 男性がかまれたのは、世界有数の危険な毒ヘビ、ブラウンスネークとみられている。

 現地メディアは、男性は保育所でヘビを駆除しようとしていたと報じている。

 オーストラリアでヘビにかまれて死亡するのは珍しく、年に数件しか起きていない。

 オーストラリア保健福祉研究所(Australian Institute of Health and Welfare)によると、毎年約200人がブラウンスネークにかまれて入院している。

 南半球に位置するオーストラリアでは、春から夏に当たる9〜1月にヘビの活動が最も活発になる。

 オーストラリア爬虫(はちゅう)類アカデミー(Australian Reptile Academy)のクリスティーナ・ズデネック氏は、ヘビにかまれた際の最善の対処法は「安静にし、落ち着いて手足全体に伸縮性のある包帯をしっかりと巻くこと」だと説明。「決してヘビを殺そうとしないように」と付け加えた。

【翻訳編集】AFPBB News

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