三菱商事がティアフォーに出資 自動運転で「地域交通のDX」推進と課題の解決へ
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●三菱商事、「地域交通のDX」を推進
三菱商事は、日本が抱える交通課題の解決に向けて、事業会社や出資先を通じてオンデマンドバス事業やタクシー配車事業に取り組んできた。また、地域交通の効率化や利便性の向上を目指した「地域交通のDX」にも積極展開してきた。
「自動運転」もこの課題解決に繋がる重要な取り組みと位置付け、2022年に福岡空港における大型自動運転バスの実証実験に参画し、2023年2月には自動運転ワンストップサービスを提供するA-Drive株式会社を設立。以降、同社を通じて全国で自動運転の実証実験を推進しており、福岡県北九州市や神奈川県平塚市では、大型二種免許を持つドライバー不足への課題解決策の1つとして、大型路線バスの自動運転化の実証実験にも取り組んできた。
●ティアフォーは「自動運転の技術・ソフト・ハード・実用化を一気通貫で提供
一方、ティアフォーは「自動運転の民主化」をビジョンとし、ディープテック企業として自動運転システムの社会実装を推進。独自開発の自動運転システム「Autoware」を活用したソフトウェアプラットフォームを自社製品として提供し、これらの製品を基盤に市場の需要に対応したソリューションを展開している。
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参考写真:ティアフォーの「」(関連記事「地方自治体や公共交通事業者に自動運転バスとシステム、規制対応まで一気に支援 初期導入からサービス運用まで ティアフォー」先日、Armsとの連携も発表したばかり。(関連記事「Armとティアフォー、新しい自動運転技術で協業 SDVの開発サイクルを短縮する仮想プラットフォームとソリューションを立ち上げ」)また、世界各地のパートナーと協力して、Autowareが生み出すエコシステムを通じて、個人から組織まで、全てのステークホルダーと共に自動運転システムの可能性を拡大し、より良い社会の実現を目指すとしている。
三菱商事とティアフォーは、これまでの実証実験を通じて協業関係を築いてきた。両社は、今回の出資により、自動運転システムの社会実装の加速化を目指し、自動運転に関する事業の取り組みを推進していく考えだ。
*AutowareはThe Autoware Foundationの商標。