若葉Sで2勝目を目指すホウオウプロサンゲ(今年2月撮影、ユーザー提供:あすりさん)

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 大舞台に駒を進められるかどうか、勝負の一戦だ。矢作芳人厩舎に所属する4億円馬のホウオウプロサンゲ(牡3)が、若葉ステークス(3歳・リステッド・芝2000m)で皐月賞の優先出走権獲得を目指す。

 ホウオウプロサンゲは父キズナ、母セルキス、母の父Monsunの血統。半兄ヴェロックスは5年前の若葉Sの勝ち馬で、牡馬クラシックでも2着、3着、3着と活躍。21年のセレクトセール当歳で4億1000万円(税抜)で取引された。

 昨年8月の未勝利(小倉芝1800m)で初勝利。リフレッシュを挟み、アイビーSではスローペースで逃げて、ダノンエアズロックから3/4馬身差の2着に健闘した。その後は京都2歳Sが9着、すみれSが7着と苦戦が続くが、オープンへの格上挑戦を続けているのは陣営の期待の表れだろう。

 今回は皐月賞出走に向けて、2着以内が求められる。その先も見据えれば、できれば勝って賞金を加算したい一戦。今度こそは価格にふさわしい走りを期待しよう。