勝利を喜ぶ2人の守護神 photo/Getty Images

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CLラウンド16・2ndレグでポルトと対戦したアーセナルはPK戦の末に勝利。14年ぶりにCLベスト8進出を決めた。

この試合でヒーローとなったのはPK戦で2本のシュートストップを見せたGKダビド・ラジャだ。昨夏にレンタル移籍にてアーセナルにやってきた同選手はGKアーロン・ラムズデールから守護神の座を奪い取り、アーセナルのゴールマウスを守っている。

PK戦での勝利の後、喜びを爆発させる選手たちが多い中で英『Daily Mail』が注目しているのは、チームを勝利に導いたラジャをラムズデールが抱きしめ、喜びを分かち合っているシーンだ。これまでアーセナルの守護神の座を守っていたラムズデールは今の状況に満足しているはずがなく、悔しい思いの方が強いだろう。それでも同選手は、この試合のヒーローとなったラジャの活躍を喜び、讃えている。

ライバル関係でもある2人の抱擁にファンはSNSで、「ラジャとラムズデール、泣けてくるよ」、「アーセナルのベンチから最初に飛び出したアーロン・ラムズデールは、ヒーロー、ダビド・ラジャを祝福した」、「あのようなチームの団結はお金では買えない」など多くの反応が寄せられた。

今シーズンより出場時間が減ったラムズデールが再び守護神に返り咲くためにも、普通であればラジャの活躍は同選手にとって手放しで喜ぶことはできないだろう。しかしラムズデールはチームのことを1番に考え、ライバルの活躍を心から祝福しているようだった。