宝石のような貝の化石「ジオードシェルアゲート」を再現! ミョウバンで貝殻をクリスタルのように輝かせてみた

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 今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『【石を作りたい12】ジオードシェルアゲートを作る』というイシカワライトさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

貝を使って綺麗で面白い実験

【石を作りたい12】ジオードシェルアゲートを作る

 メノウ化した貝に水晶の結晶が沢山成長した「ジオードシェルアゲート」を、投稿者のイシカワライトさんが再現します。

 結晶部分は「カリミョウバン」で作ります。手に入りやすい焼ミョウバンでも試したそうですが、うまく行かなかったとのこと。

 貝に種となる小さな結晶を付けるのはレジンです。水に強い接着剤を使うのがポイントなのだとか。

 まずは水にミョウバンを溶かします。使用する水の温度と量を元に必要なミョウバンを算出しました。

 今回は50度ほどのお湯800mlに対し280gのミョウバンを入れました。溶け残るくらいで丁度いいとのこと。

 次は画像くらいのミョウバンの結晶を作ります。

 ミョウバンの水溶液をコーヒーフィルターで濾しながらお皿に注ぎ、数時間置くと小さな結晶が沢山現れました。

 上澄みの溶液は戻し、結晶をキッチンペーパーなどの上で乾燥。種ミョウバンのできあがりです。

 続いて貝にレジンをなるべく薄く塗り、ベタベタした半乾きの状態で種結晶を満遍なく付けました。レジンも種結晶も貝の内側、なるべく奥の方まで付けるのがポイントです。

 ワイヤーと針金で作ったフックで水溶液の中に吊るして一晩。結晶を成長させます。左は実験的に木工用ボンドで作ったもの。ボンドの方はすでに結晶が崩れ落ちています。

 出来上がったものがこちら。ミョウバンの結晶が全体を覆っています。

 と思ったら、一部結晶の無い所がありました。

 「なぜかここら辺は付いていないようです」「残念です」とシェルを触っていると、ポロリと結晶の塊が取れました。どうやら結晶が大きいとレジンが剥がれ、取れやすいようです。

 木工用ボンドを使ったものです。やはり水性のボンドではミョウバンの結晶をキープできませんでした。

 UVレジンを使って再挑戦。少しずつ種結晶を付けてUVランプで固定しました。今度は結晶が成長しています。

 結晶化成功。所々にある形が良い結晶を見つけるのも楽しいです。

 以前作ったジオードシェルアゲートとの比較。左は今回のものより結晶の大きさは小さめです。これくらいの方が貝の形はわかりやすいですが、「ここら辺は好みになってくるかと思う」とイシカワライトさん。作ってみたくなったという方は、動画を参考にお試しください。道具についても丁寧な説明があります。

 こういったスタンドに飾るとより素敵ですね。

 両サイドは真鍮で、真ん中はライトが点くようにイシカワライトさんが自作したそうです。

 最後に天然のジオードシェルアゲートをご紹介します。貝がメノウ化していますが、こんな風に綺麗な形で残っているのは比較的珍しいとのこと。

 それぞれのジオードシェルアゲートの詳細に興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。自作の物は4つ、天然の物は3つ動画内で紹介されています。

視聴者のコメント

・おお
・育ってる
・88888888
・おつ