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大分市内の80代の女性が「流出した個人情報を削除しなければ逮捕される」などと言われ、作業料名目で1000万円をだまし取られたことがわかりました。

警察によりますと、大分市内に住む80代の女性の固定電話に去年11月、東京の放射能を取り扱う会社を名乗る男から、「流出した個人番号を内々にもみ消し削除する」などと連絡がありました。

その後、別の男から「消す作業には金がかかる。払わなければ逮捕される」と言われ、女性は指示に従って去年12月中旬までにATMで13回にわたって現金1000万円を引き出し、自宅近くの路上で受け取りに来た男に一括で手渡しました。

2月になり不審に思った金融機関の職員と話をしたところ被害が判明しました。

警察は個人情報を削除するといって金を要求する話は詐欺の手口で、周囲の人や警察に相談するよう呼びかけています。