NECパーソナルコンピュータ(NEC PC)は、高性能Androidタブレットの「LAVIE Tab T14」と「LAVIE Tab T9」を発表しました。2月15日から全国の量販店やオンラインで販売します。

 

タブレットの定番はやっぱりiPad、Androidタブレットは安くてほどほど……こうしたイメージを覆すのが今回発表されたLAVIE Tab T14/T9です。

 

LAVIE Tab T14は、14.5型の大きな画面で映像視聴やペン操作などマルチに使えるタブレットです。PCの映像入力も備えています。価格は14万2780円(税込み、以下同)。

↑LAVIE Tab T14

 

LAVIE Tab T9は、小型・軽量ながら高性能なタブレットです。両手で持ちやすい8.8型ディスプレイでリフレッシュレートが144Hz駆動対応。高性能なSnapdragonチップセットを搭載していて、モバイルゲームを楽しむのにちょうど良い1台です。価格は9万8780円から。

↑LAVIE Tab T9

 

Androidタブで最高峰の性能を実現したLAVIE Tab T14

LAVIE Tab T14の特徴は、なんといっても迫力のディスプレイです。iPad Proよりも大きな14.5型で、解像度も3K(3000×1876ドット)、リフレッシュレート120Hzと、ちょっとしたゲーミングディスプレイのようなスペックになっています。

 

ほかのタブレットでは見ない機能として、DisplayPort Altモードの“入力”をサポートしています。つまり、Windows PCやMacの外部ディスプレイとして使えるわけです。

↑右のノートPCからDisplayPort Altモードを経由して、LAVIE Tab T14に画面を表示させることも可能

 

サウンドはJBL製の4ch・8スピーカーを搭載し、サラウンド再生機能のDolby Atmosも対応。高精細な大画面に負けない広がりのある音を再生できます。

 

Androidタブレットとして、大きな画面を活用するための工夫も盛り込まれています。マルチタスク機能を備えていて、アプリを同時に3つや4つ並べて起動したり、画面上にフローティング表示させたりできます。

↑14.5型なので、画面を分割して表示させても見やすい

 

本体にキックスタンドを格納しているため、わざわざスタンドを用意する必要がないのも便利なところです。また、別売の「デジタルペン2」やキーボードカバーを併用すると、より本格的なクリエイティブ用途にも活用できます。

 

デジタルペン2は充電式で、タブレットの側面にペタッと貼り付けて充電するタイプです。4096段階の筆圧検知に対応します。

 

キーボードカバーは、タブレットを自由な角度で固定できるヒンジ機構付き。タッチパッドも備えていて、マルチタスク操作やアプリ起動のファンクションキーもあります。価格は3万8280円。

↑別売の製品も豊富にそろっているので、さまざまな使い方が可能

 

「LAVIE Tab T14(T1495/HAS)」の主なスペック

ディスプレイ:有機EL、14.5型ワイド(3000×1876ドット)、120Hz駆動

メモリー:12GB LPDDR5X

ストレージ:256GB(microSD利用で追加1TB)

チップセット:MediaTek Dimensity 9000(8コア)

OS:Android 13

Wi-Fi:Wi-Fi 6E

モバイル通信:非対応

防水仕様:IPX2/IP5X(防滴防塵)

生体認証:指紋・顔

背面カメラ:1300万画素+500万画素広角

インカメラ:1300万画素

大きさ:327.8×210.8×5.9mm

重さ:約735g

バッテリー容量:12300mAh

駆動時間:約6時間(Web閲覧時)

 

小型でパワフルなLAVIE Tab T9

LAVIE Tab T9は、小さくコンパクトなボディに、ハイパフォーマンスを詰め込んだAndroidタブレットです。価格は9万8780円。

↑LAVIE Tab T9の概要

 

画面は8.8型ワイドで、IPSディスプレイを搭載。最大144Hzの高リフレッシュレートもサポートします。

 

チップセットには、ゲーミングスマホに採用された実績もあるクアルコム製のSnapdragon 8+ Gen1を搭載。メモリーは最新のLPDDR5X規格で、8GBを搭載します。なお、直販サイトではメモリー12GB・内蔵ストレージ256GBの拡張版モデルも販売します。こちらは10万9780円です。

 

約365gと軽量で、大きさは両手持ちしたときにちょうど良いサイズ感です。Androidのモバイルゲームを大きな画面で楽しむのにちょうど良いタブレットになっています。

 

横持ちで長時間プレイするための配慮もあります。USB-C端子は本体の長辺側と短辺側の両方に組み込まれていて、横向きで両手持ちしたときに、充電ケーブルが画面の下側から配線できるようになっています。また、短辺側の端子ではDisplayPortによる映像出力もサポートします。

↑USB-C経由で大画面に映像出力も

 

バッテリーを経由しない「バイパス給電」も対応していて、長時間のゲームプレイ時でもパフォーマンスを落とさないよう配慮されています。

 

ソフトウェアでは、「ゲームアシスタント」機能があり、ゲームプレイ時のパフォーマンスを調整したり、画面録画などの機能を利用しやすくなったりしています。

 

ゲームに特化したような性能ですが、デザインは落ち着きのあるもので、仕事のシーンなどでも活用できます。手書き入力用に「デジタルペン3」(USB充電タイプ、1万978円)のオプションもあります。

 

「LAVIE Tab T9(T0995/HAS)」の主なスペック

ディスプレイ:8.8型ワイド(2560×1600ドット)、144Hz駆動

メモリー:8GB LPDDR5X/12GB LPDDR5X(直販限定)

ストレージ:128GB/256GB(直販限定)(microSD利用で追加1TB)

チップセット:Snapdragon 8+Gen 1(8コア)

OS:Android 13

Wi-Fi:Wi-Fi 6E

モバイル通信:非対応

防水仕様:非対応

生体認証:顔

背面カメラ:1300万画素+200万画素マクロ

インカメラ:800万画素

大きさ:208.5×129.5×7.6mm

重さ:約365g

バッテリー容量:6550mAh

駆動時間:約10時間(Web閲覧時)